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考え論じ知を磨く 軽井沢に世界の縮図再現

写真:慶応大を中退してニューヨーク大アブダビ校に入学した橋本晋太郎さん=アラブ首長国連邦アブダビのNY大学生寮で、村山祐介撮影拡大慶応大を中退してニューヨーク大アブダビ校に入学した橋本晋太郎さん=アラブ首長国連邦アブダビのNY大学生寮で、村山祐介撮影

写真:NY大アブダビ校での授業風景。スペイン人学生のプレゼンテーションに対し、助教を含めて12カ国の国籍を持つ10人から次々と意見が上がった=アラブ首長国連邦アブダビ、村山祐介撮影拡大NY大アブダビ校での授業風景。スペイン人学生のプレゼンテーションに対し、助教を含めて12カ国の国籍を持つ10人から次々と意見が上がった=アラブ首長国連邦アブダビ、村山祐介撮影

 グローバル社会で活躍できる人材を育てる教育とは――。ヒントになりそうなのが、国内では各種学校を含めて認定校が27校しかない国際バカロレア(IB)の教育課程だ。

特集「教育2014 世界は 日本は」

 「社会科学の実験と自然科学の実験は、どこが違うでしょうか」「人間は組織的な命令を受けている状況で、どこまで自律した判断ができるでしょうか」

 静岡県沼津市にあるIB認定校の加藤学園暁秀高校。教師が映像を見せながら、「バイリンガルコース」の2年生19人に英語で次々と問題を投げかけた。

 問題に「正解」はなく、授業は3、4人のグループに分かれて議論し、自分の考えをまとめる。IBの特徴である「知の理論」と呼ばれる科目だ。

 このコースで学ぶ内藤桜さん(18)は2年の夏、日本の高校生と米ハーバード大生の合宿に参加した。日本人の生徒は誰も発言しようとしない。「英語が話せても、意見を言うことに慣れていない人が多い」

 「知の理論」は、自分では思いつかないような意見に触れながら自分の頭で考え、論じる訓練として最適だと思う。「たとえ戦争をしている国があっても、世界各国がクラスメートのように個々の性格や考えの違いを理解し、各国の存在を認めて一つにつながっていくのがグローバル。お互いに意見を持って話し合わないと、もったいない」

 政府は、IB認定校を2018年には200校まで増やす計画だ。小学校3年生から英語を学ばせたり、中学校の授業を英語で行ったりすることなどと並んで、グローバル教育の柱のひとつに位置づける。

 国際的な観光地である長野県軽井沢町には、「世界の縮図」の再現を目指す高校が8月に開校する。

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