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2013年度大学入試センター試験
試験日:2013年1月19日・20日

特集

赤本60年、受験生とともに 少子化・面接試験…逆風も

写真:歴代の「赤本」。表紙は赤ばかりではない=京都市左京区の世界思想社教学社、戸村登撮影拡大歴代の「赤本」。表紙は赤ばかりではない=京都市左京区の世界思想社教学社、戸村登撮影

写真:歴代の「赤本」を手にする世界思想社教学社の上原寿明副社長(中央)ら=京都市左京区、戸村登撮影拡大歴代の「赤本」を手にする世界思想社教学社の上原寿明副社長(中央)ら=京都市左京区、戸村登撮影

写真:「赤本手帳」で計画的な受験準備を後押し拡大「赤本手帳」で計画的な受験準備を後押し

図:赤本の発行冊数の推移拡大赤本の発行冊数の推移

 【佐藤剛志】「赤本」で知られる大学入試の過去問題集が、来年で創刊から60年を迎える。正確さやきめ細かな解説で受験生に信頼されてきたが、最近は少子化やインターネットによる過去問題の無料公開、面接試験の導入などで、「逆風」が吹き始めている。

 「赤本アプリ」。今月、スマートフォンでセンター試験の英語のリスニングテストの過去問題を聞けるアプリが登場した。「創刊60周年」を記念するツイッターのアカウントも開設。駅頭広告も出し、異例のPRに乗り出している。

 赤本の正式名は「大学入試シリーズ」。京都市左京区の出版社「世界思想社教学社」が発行し、1954年に「京都大学」「大阪市立大学・神戸大学」「同志社大学・立命館大学」の5大学(3冊)で始まった。今では全国のほぼ半数の375大学分を発行。「知名度」「正確さ」「伝統」をうりとする。

 当初、表紙の色は年や大学ごとに違い、緑色もあった。64年度に早稲田や慶応など東京の私大を加え、表紙を全冊オレンジ色に統一した。「団塊の世代」が受験期を迎えた66年度、181冊に拡大。70年度に同社が「柿色」と呼ぶ赤色に変更。ここから「赤本」と呼ばれるようになった。現在は、当時よりわずかに赤みが増している。

 最初の試練は、共通1次試験が導入された79年前後だ。2次試験を面接や小論文などに切り替える大学が相次ぎ、過去問題が必要とされなくなった。78年度の発行は412冊で、初めて前年度(432冊)割れ。第2次ベビーブームなどで再び増加に転じ、97年度に過去最高の639冊を記録したが、2000年ごろをピークに販売部数が減る傾向という。同社は「家計に配慮して、第1志望の1冊のみを買うなど、1人当たりの購入冊数も減っている」とする。ネットもライバルだ。過去問題を自ら公開する大学が増えた。同社は03年度から本のサイズをB6判からA5判に拡大し、文字を大きくして解説も増やした。入試時期などがわかる「赤本手帳」(1050円)も2年前から販売中だ。出版元の上原寿明副社長(58)は「赤本は受験生の道しるべ。専門家による解説の充実ぶりや解答の正確さなど、力を蓄積してきた。守り続けたい」と意気込む。

 京都市内の予備校に通う男性(18)は「本番の時間配分を考えながら、赤本を何度も解いている。生まれる前からあるなんて驚き」と話す。

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