現在位置:
  1. asahi.com
  2. ライフ
  3. 教育
  4. 2010年度大学入試センター試験
  5. 記事
大学入試センター試験
試験日:2010年1月16日・17日

私の受験生応援体験記(2)

2010年1月7日

■子どもを信頼し、大きな心で見守る(早稲田大学基幹理工学部1年生の母親)

頑張ることに価値がある

 受験校の選択に関しては、子どもが東進の先生方と相談して決めましたので、特に夫や私は意見を押しつけることはありませんでした。娘の将来ですから本人が決めるのは当然ですし、東進の先生方は受験指導のプロですから信頼していました。受験を振り返って思うことは「親ができることは限られている」ということです。心配や不安はグッと心に押し込め、いつも明るく接するように努めました。前向きな言葉をかけてあげるのも大切です。我が家では、娘が弱音を吐くたびに「結果よりも頑張ることに価値があるのよ」と繰り返し伝えていました。

活発な脳と健康な体の基本は食事

 親として受験生を応援するという点で、上手くできたと思うのは「東進との連携」です。校舎の先生方が子どものやる気に火をつけてくださっていたので、私たちは「子どもを肯定し、受け入れる」という役割に徹しました。そのバランスが、娘を良い方向に向かわせたのだと思っています。

 生活面で最も気を配ったのは「食事」です。旬の食材を中心に栄養が偏らないように心がけました。朝食は温かく、消化の良いスープやうどんなどが多かったですね。娘は偏食の傾向があったのですが、試験直前期は体調管理の自覚からか、食事は残さず食べていました。

子どもと正面から向き合うことで正解が見つかる

 実は高校に入った当時の娘は無気力で成績も下降するばかりでした。思えば高校受験の際に、うまくやる気を引き出せなかったことが原因だったのかもしれません。

 そのため、大学受験を意識し始めたころに、インターネットで娘の興味を惹きそうな学部を調べ、基幹理工学部の表現工学科を紹介しました。すると彼女は眼を輝かせ、次第に勉強のやる気を取り戻してくれました。

 高校生ともなれば、甘やかさずに叱咤激励だけすればよいのかもしれません。しかし、子育ての正解というのは子どもが100人いれば100通りあるのだと思います。結局は、子どもと向き合って試行錯誤しながらベストな道を探れば良いのではないでしょうか。今は受験を通して私たち親子が成長できたことに感謝しています。

■受験生応援のための心得 ポイント3

1.子どもの性格にあった接し方で良い

 受験期だけのつけ焼き刃は通じません。これまでの子育ての過程から、その子に合った方法で接することが大切だと思います。

2.愛の言葉を惜しまない

 「よくやっているね!」「頑張っているあなたは誇りよ」といった、子どもへの思いを照れずに表現することをおススメします。

3.無理をしない

 受験生自身も、見守る家族も度を越えた無理をして良い結果につながることはまずありません。普段通りの生活に、ちょっと工夫する程度がベストなのではないでしょうか。


朝日新聞購読のご案内