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2013年度大学入試センター試験
試験日:2013年1月19日・20日

特集

数学のマークシート入試やめます 桜美林大、一部学部で

 【高橋淳】桜美林大学(東京都町田市)は新年度の入学試験で、一部学部の数学のマークシート方式をやめて全問記述式に改める。正解に至るまでのプロセスを重視し、採点に時間と労力がかかっても、考える力や書く力のある学生を集める狙いがある。

 数学の記述式問題は、2月に予定している同大リベラルアーツ学群(学部)の試験の一部日程で導入する。思考力を重視し、すべて記述式で、論述問題を出題。不正解でも部分点を配点できるようにするという。従来は全問マークシート方式だった。

 同大数学科の芳沢光雄教授は「マークシート方式は正解を『当てる』試験になってしまう。国際的に通用する人材を育成するには論理的に筋道を立てて考え、粘り強く問題に取り組む力が必要」と強調する。

 堀潔・同大入試広報センター長も「大学での研究に必要な論理的思考力、文章表現力が足りない学生が増えている。現場で教える教員らの危機感も入試改革への動機付けになっている」とした上で、「試験問題を通して受験生に求める能力を示すのが入試本来の姿。よく練った良問を出題することで、大学の姿勢をアピールしていきたい」と話す。

 同大は英語など他教科でも記述式の導入を検討したというが「英語は受験者数が多く、現状では採点が間に合わない」などの理由で見送った。来年度新設する理科は記述式にする。

 駿台予備学校によると、私立大の入試では、採点の負担軽減のためマークシート方式が広く導入されている。石原賢一・情報センター長は「大規模大学で全問記述式の試験を導入するのは困難と思うが、入試問題を通して学生に論理構成力などを求める大学の姿勢は評価できる」と話している。

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