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2013年度大学入試センター試験
試験日:2013年1月19日・20日

特集

「『鈍感力』で乗り切ろう」 タレント・眞鍋かをりさん

【動画】「『鈍感力』で乗り切ろう」 タレント・眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影

写真:眞鍋かをりさん:できるだけリラックスして受験に臨んで欲しいとエールを送るタレントの眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影拡大できるだけリラックスして受験に臨んで欲しいとエールを送るタレントの眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影

写真:眞鍋かをりさん:「普段と変わらぬ母の言葉が、緊張する私の気持ちをやわらげた」と語る眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影拡大「普段と変わらぬ母の言葉が、緊張する私の気持ちをやわらげた」と語る眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影

写真:眞鍋かをりさん:「センター試験を受けたころの夢をたまに見るんです」と話す眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影拡大「センター試験を受けたころの夢をたまに見るんです」と話す眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影

写真:眞鍋かをりさん:「大学受験という高い山を登り切ったことで、最後まであきらめない根性とか自信がついたと思います」と語る眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影拡大「大学受験という高い山を登り切ったことで、最後まであきらめない根性とか自信がついたと思います」と語る眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影

写真:眞鍋かをりさん:「受験では、鈍感力と物事に動じない気持ちが大切」という眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影拡大「受験では、鈍感力と物事に動じない気持ちが大切」という眞鍋かをりさん=竹谷俊之撮影

 センター試験を受けたのは10年以上も前ですが、今もたまに「センターまで、あと○カ月!」とあせっている夢を見るんです。しかも受験勉強なんて全部忘れた今の状態。「絶対やばい、落ちる!」って絶望して起きるんですよ。最近はさすがに、2年に一回くらいに減りましたけど。

 高校時代まで地元の愛媛県西条市でのんびり過ごした私にとって、大学受験は、人生初の“高い山”でした。その山に本気で挑み始めたのは、県立高校3年生の夏休みからです。

 直前の期末試験でも理科と社会は赤点ギリギリ。このままじゃ受からないと思った。それから入試までの半年間は、朝4時半からの「朝勉」、帰宅後夜10時までの「夜勉」を、毎日続けました。

 志望校は横浜国立大。どうしても東京に行きたくて、近辺で自分に合いそうな国立大を探しました。

 両親から「弟と妹が控えてるから、なるべくお金がかからないように」と言われました。行くなら国立。だから「センター試験命!」でした。私立も、センター試験で受けられるところだけを併願しました。

 受験勉強で最初にやったのは、生物や日本史。参考書を一項目ずつ何度も読んで丸暗記するんです。1回目は普通に目を通し、2回目は大事なところをチェックしながら。その後チェックしたところを隠して、全部言えるようになったら問題集を解きます。短期間でたくさん覚えるのに、お薦めの方法です。

 センター試験の過去問は何回も解いて、独特の出題傾向をつかみました。苦手だった数学は、先に解き方と答えを見て、それを覚えるために問題を解く。これも、すごく有効でした。

 センター試験は松山市で受けました。前日から、母と2人で友達の家に泊めてもらったのですが、緊張して一睡もできなかった。あせっていると、母が「1日くらい寝なくても問題ない」と。肩の力がスッと抜けました。

 そして本番。私からは二つだけ、大切なアドバイスをします。

 「絶対受かりたい」っていう気持ちは、強すぎてはダメ。浪人なんてたいしたことじゃない、最後のチャンスじゃないんだから、ぐらいの気持ちで、ちょうどいいと思います。試験中、問題が難しくて泣いてる人もいたけど、泣いたら問題は解けない。「鈍感力」が大事だと、その時に思いました。

 あとトラブルがあっても、動じないこと。実は国立の2次試験の朝、コンタクトレンズを片方なくしたんですけど、「文字が見えれば問題は解ける」と母。その一言で、無事に合格できました。

 上京直後にスカウトされ、すぐに今の仕事を始めたので、結局、いわゆる普通の大学生活は送れませんでした。でも、親と「4年間で卒業する」と約束したので、勉強は頑張りました。忙しい仕事の合間や移動中にノートパソコンでリポート作り。本当にきつかった。卒業できた時には、これで大学に通わずにすむ、という気持ちだけ。なのに今になると、改めてちゃんと勉強したいと思うから、不思議です。

 振り返れば、大学時代は、勉強と、それとは別にもうひとつ、何かに打ち込むのに、良い時期だと感じています。私は必死でやって、乗り越えられた。

 それは多分、その前に経験した「大学受験」という高い山を、何とか登り切ったからでしょう。最後まであきらめない根性とか、がんばったらうまくいくという自信がついたからできたと思います。それからの人生でも、その経験が、辛い時の支えになっています。

 受験勉強は苦しい。だから、何のためにやってるんだろうと思うこともあるかもしれない。実際、私のブログやツイッターにも、そういう相談が寄せられます。

 正直、やりたくなければやらなければいいし、他に必死になれることがあるなら、そっちをやった方がいいと思う。でも、他に本気で打ち込むことがないのなら、とりあえず目の前の山を登り切ってみませんか。

 大学受験に向けて猛勉強する日々を経験したこと自体、私は良かったと心から思ってます。(聞き手・魚住ゆかり)

     ◇

 まなべ・かをり タレント。横浜国立大学教育人間科学部卒。芸能活動のかたわらインターネットを通じた情報発信も積極的に行い「ブログの女王」と呼ばれた。ツイッターでも多数のフォロワーを得ている。

 (初出・2013年01月11日朝日新聞デジタル。内容は掲載時点の事実に基いています)

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