7月15日に『子どもを守る101の方法』(ビジネス社)という本が出版される。
これは、アメリカ・ロサンゼルス市警察で二十数年警察官として、その後民間企業の役員などのボディーガードとして活動してきたベニー・メアーズという人が、自分の経験を生かし、その中から特に、「子どもを守るための安全対策」をまとめた“Child Safety 101”という本を私が翻訳したもの。
ビジネス社の『しゃきっと』という雑誌で、“兵藤ゆきの食は海外にもあり”という連載をしているのだが、その雑誌の編集長から“Child Safety 101”の原本を見せてもらったのは今年初めのことだった。
アメリカの現状に沿って書かれた本だが、子どもが幼い頃から大人になるまでの「からだ」と「心」を、犯罪・事故から守るための、私たちにもすぐに役に立つ情報が「家」「地域社会」「学校」「インターネット上」というように、内側(家)から外側(社会)へ向かって101にわかりやすくまとめられていた。
たとえば、
○ 子どもの持ち物に、名前をつけるのをやめましょう。
○ 知らない人からの電話に『誰も家にいない』と答えてはいけないと教えましょう。
○ カギをかけて閉じ込められてしまうような建物や車などでは、決して遊んではいけないと教えましょう。
○ 必ず友だちといっしょに遊ばせましょう。
○ インターネット上で知り合った人に会いたいと言われたら、親に報告するよう教えましょう。
○ 知らない人から、その人の腕の長さ分以上離れているよう教えましょう。
などなど。
「こんなとき、どうする?」という、子どもがある状況に置かれたと仮定して、こんなとき自分ならどうするかを判断させることで、安全対策のルールを教え、再確認させるという、ちょっと遊び感覚で安全教育をするパートもある。
先の編集長には小学校に通う子どもがふたりいるそうで、昨今日本で頻発している子どもが犠牲になる犯罪に心を痛めていたところ、この本に出会い、ぜひ翻訳して日本の人たちに紹介したいと思ったのだそうだ。
原本を読んだ私は著者の言う、「子どもが親に、どんなことでも話せるような関係をつくりましょう。本書の全体を通して、子どもの安全を守るための秘訣(ひけつ)の多くは、このルールに集約することができると思います。子どもが秘密を守るよう強要されたり、悪い大人に迫られたり、個人的な心配事を抱えたりしたときなど、親にきちんとそのことを話せる環境こそが一番大切なのです」というところや、「子どもがなんでも話せるような親になってください」「親が子どもの安全をどう守るかをきちんと勉強して、子どもにしっかり教えましょう。それは親の最大の責任です」などという著者のメッセージにとても共感して翻訳を引き受けることにした。
ぜひ一度この本、手にしてみてください。
(次週に続く)
本の出版に関連したイベントが名古屋市で行われます。
サイン会が名古屋市栄のマナハウスで7月15日(土)午後3時から、
「私たちが子どもにできること」と題した講演会が、名古屋市女性会館3Fホールで7月16日(日)午前10時30分から。
どちらも無料。子ども連れでもOK。
お近くの方はぜひお越しください。詳しくはこちら。