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制服対抗 高校生ダンス甲子園復活

2006年08月17日

 今年も8月26日(土)午後6時半から27日(日)午後8時54分まで、日本テレビ系列の毎年恒例『24時間テレビ29・愛は地球を救う』が放送される。

 今年のテーマは、『絆〜今、私たちにできること〜』。

 そのテーマにそったさまざまな企画がある中、元祖・絆企画 『天才たけしの元気が出るテレビ!制服対抗高校生ダンス甲子園』が復活することになり、24時間テレビのメインパーソナリティー・KAT−TUNと共に、私も担当することになった。

 10年前に終了したにもかかわらず伝説のバラエティー番組として今なお根強い人気を誇る『天才たけしの元気が出るテレビ』、ボクシング予備校(72、73、74回目参照)と共に、ダンス甲子園も超人気コーナーだった。

 15年前、ダンス好きの高校生たちが制服でダンスを競ったこのコーナーは、ヒップホップダンス、ブレークダンス、ジャズダンス、モダンダンスなど、さまざまなジャンルのダンスが飛び出し、高校生の間で一大ムーブメントを巻き起こした。ボクシング予備校同様、私はこのコーナーのレポートを担当していたのだ。

 当時、高校のクラブ活動としてヒップホップダンスやブレークダンスクラブを認める学校はほとんどなかった。

 ダンス好きの高校生たちは練習スタジオを借りるお金もないので、近所の広場や商店街のショーウィンドーを鏡代わりに練習したりもしていた。

 ストリートで練習していると、不良扱いされたりもしたそうだ。

 私が高校生の頃、ロックバンドをつくってエレキギターやドラムを演奏する若者たちが不良扱いされていたのとよく似ていた。

 私もバンドを組んでいたが、世間の風は冷たかった……、とりわけ学校は冷たかった。私が通っていた愛知県の公立高校の校則はものすごく厳しく、父などは、まるで軍隊みたいだなあ、とさえ言っていた。

 ヒップホップダンスクラブ同様、うちの高校でロックバンドのクラブなど、できるはずもなかったわけだ。

 だが、大人や学校に偏見の目で見られても、ダンス好き、ロック好きの高校生たちは自分たちの腕を磨くため日夜練習していた。

 そこへ来ての、ダンス甲子園。

 待ってましたっ! とばかりに、日本中から高校生のダンスチームが応募してきた。

 そりゃあうれしかったと思う。

 なんてったって、みんなに、それも日本中の人たちに自分たちのダンスを見てもらえるかもしれないのだ。

 予選大会では、それはもう目を見張らんばかりのダンスを披露してくれた高校生たち。

 「制服対抗」というので、学生服でダンスを踊るというルールはあるが、あとはどんなダンスでもOK。相撲部の生徒がまわしをつけて、独自のダンスを披露してくれたりもした。それはそれで面白く、結構人気者になったりもした。

 決勝大会で優勝したり活躍したりした高校生の中には、その後、芸能界で活動し始めた子たちもいた。今は音楽活動が中心というLLブラザーズ、役者になって活躍している田中傑幸君もそうだ。

 そして、今回ダンス甲子園が復活するにあたり、彼らも予選会場に駆けつけてくれたのだった。

 久しぶりに会うLLブラザーズに田中君、彼らも飯田君(72、73、74回目参照)に負けず劣らず、かっこいい大人になっていた。

 そして田中君は、これまた飯田君のように、子どものためのヒップホップダンス教室『STREET DANCE HARAPPA』を、東京の江戸川区スポーツセンターなどで主催しているのだという。

 そうか、子どものためのヒップホップダンス教室か、どんな感じでやっているのかなあ。

 田中君にお願いして、江戸川区スポーツセンターに伺って彼らの活動を見せてもらうことにした。(次週に続く)


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    兵藤ゆき プロフィール

    兵藤ゆき

    名古屋市出身。血液型O型。
    東京・名古屋・大阪で深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに個性的なキャラクターでテレビ番組に登場し、その後エッセー、脚本、作詞、歌手、小説等ジャンルを超えて幅広く活躍。1996年に長男誕生後、ニューヨークに。
     主な著書に「ぶんちんタマすだれ」「ゆき姐のニューヨーク裏うら散歩」「でこぼこなクラス写真〜子どもたちは黙っちゃいない〜」(いずれもワニブックス)、「ニューヨーク熱血井戸端会議」(集英社be文庫)などがある。

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