現在位置:asahi.com>教育>子育て>ゆき姐の子育て応援エッセー> 記事 ご一行様ご到着2007年09月27日 陽子さんの運転する車に、ベロニカと私も乗り込み、姉たちご一行様を迎えにJFK空港に向かった。(前回参照) 陽子さん一家はマンハッタンに住んでいるのだが、週末はニューヨーク(NY)郊外のハンプトンにある別荘に出かけていく。 そのときも、ほとんど彼女が車を運転していく。 夫のアンドレアスがいるときは、彼が運転するときもあるようだが、仕事の都合で別荘に来られないときは、2人の娘を乗せて、片道2時間あまりを、彼女がひとりで運転していく。 私たち家族もよく別荘に誘ってくれ、アンドレアスがいないときは、私たち家族も車に乗せて、別荘まで連れていってくれる。 ゲスト家族が来ても充分泊まれる大きな別荘の庭には、大きなプールもある。 庭の木々の間にロープを張り、ハンモックがぶら下がっていたり、ブランコなどの遊具もあったりするのだが、これらはみんな、陽子さんの手作りとか。 彼女はジャーナリストで、仕事もバリバリしているのだが、週末は仕事を入れず、自然の少ないマンハッタンから自然がいっぱいのハンプトンまで、子どもたちを連れ出す。 別荘に着けば着いたで、食料の買い出しや、食事の支度など、彼女は本当によく働く。 これでは、体も気も休まらないのじゃないかと彼女に聞いてみると、 「マンハッタンにいると、仕事や街の喧騒などで、知らず知らずにストレスが溜まるでしょ。それは子どもたちも一緒だと思うの。自然の中に連れ出してリセットしてあげると、また次の週、街の中でも楽しくやっていけるのよ。これがないと、きっとお互いに煮詰まって、しなくてもいい喧嘩をいっぱいしちゃったりするんじゃないかな。家族が楽しく元気に暮らしていけたら、それは私も嬉しいし、何より、自然の中にいられるだけで、私がリフレッシュできるのよ」と、彼女は幸せそうな顔で話してくれた。 陽子さんは、自分の稼ぎで、ハンプトンの別荘を買ったそうだ。なんとも頼もしい女性である。 そんな彼女の頑張りの賜物に、私たち家族は何度もリフレッシュさせてもらった。 そして今回は、日本からやって来た姉たちご一行様が世話になる。陽子さんに足を向けては寝られない。 なんて思っているうちにJFK空港に着いた。姉たちがそろそろ到着ロビーに出てくる頃だ。 おー、来た。「いらっしゃーい」そう声を掛けると、姉たちは満面の笑顔で私のほうに向かってきた。 ご一行様の30代の女性「直ちゃん」、そして60代の女性「操さん」、親戚の「京ちゃん」、彼女の長男「祐君」(小3)、「亮君」(幼稚園年長)、そして私の姉、みんなすこぶる元気そうだ。 祐君、亮君は、「飛行機、楽しかったよー」と13時間ほどにも及ぶ長時間のフライトにもかかわらず、飛行機の中での様子を元気に話してくれた。 そして、しばしみんなと熱い抱擁。 一緒に迎に来てくれた陽子さん、ベロニカともご挨拶。 ベロニカの、花よりかわいい笑顔にみんな参った。 さあ、いよいよNY観光のはじまり、はじまり。 陽子さんの車とタクシーに乗り分かれ、ご一行様は一路、マンハッタンへと向かったのである。 (次回に続く) 兵藤ゆき プロフィール
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