2008年1月10日
お正月に名古屋に行く前、夫と息子はふたりでニューヨーク(NY)へ1週間ほど遊びに行っていた。
息子のNYの友だちたちも、クリスマス前から学校が冬休みになるので、それに合わせ行くことにしたのだ。
夏に日本に完全帰国してからも息子は、インターネットでのメールや、普通の電話、インターネットでつながるテレビ電話などで、彼らと毎日のように連絡を取り合っている。 授業の様子や、学校であった面白い出来事などをすぐに連絡してきてくれるので、
「ジュロームがさあ…」とか、
「アレックスがさあ…」とか、
「アレクシアがさあ…」などど、
まるでまだNYにいるかのように、息子は毎日彼らの話を私にしてくれる。
NYに遊びに行くことになったときは、
「年末にNYに帰ることになったんだけど、そっちのスケジュールはどう?」
と、嬉しそうにすぐに彼らに電話をしていた。
が、ちょっと待てよ。
私たちはもう日本に完全帰国しているのだから、NYへ「帰る」のではなく、「行く」でしょ。
そう思って息子に言ってみると、
「僕の子ども時代のほとんどを過ごしたNYも、僕が生まれた日本も、僕にしてみたらどっちも帰る場所なんだよ。だから、これでいいんだよ」とのこと。
なるほどと、納得。
さて、アメリカの学校制度は、ほとんどの学校が9月から始まる。
日本の場合は4月から始まり、同じ年の4月2日から次の年の4月1日までに生まれた子どもたちが同じ学年になる。
アメリカの場合は、同じ年の9月1日から次の年の8月31日までに生まれた子どもたちが同じ学年になる場合と、同じ年の1月1日から12月31日までに生まれた子どもたちが同じ学年になる場合と、学校によって違ったりする。
また、親の判断で、学校側と折り合いがつけば、入学するのを1年早めたり、遅くしたりすることもできるところもある。
息子が通っていた学校は、同じ年の1月1日から12月31日までに生まれた子どもが同じ学年になるシステムを取っていたのだが、入学するのを1年早めたり、遅くしたりしてもいい学校だったので、彼のクラス(現在6年生)には、本来は11歳から12歳の子どもたちがいるはずなのに、時期によっては10歳から13歳までの子どもたちがいることになったりする。
12、3歳になっている男の子の中には、変声期を迎えている子もいる。
息子はNYに行く前、日本から電話をしたクラスメイトの男の子の中に、声変わりをして、すごく低い声になっている子がいたと教えてくれた。
なんだか違う人と話をしているようだったと言っていた。
NYに行って彼にも会うわけだが、いつもそばにいて、少しずつ声変わりをしていくのに付き合っていたわけではないので、急に低い声になった彼に会うのが、なんだか楽しみのような、そうでもないような、複雑な気分だと言っていた。
その気持ち、よくわかる。
はたして、5カ月ぶりの再会はどんな感じだったのだろう。
NYから帰ってきた息子にさっそく聞いてみた。
(次回に続く)
名古屋市出身。血液型O型。東京・名古屋・大阪で深夜ラジオのパーソナリティーを皮切りに個性的なキャラクターでテレビ番組に登場し、その後エッセー、脚本、作詞、歌手、小説等ジャンルを超えて幅広く活躍。1996年に長男誕生後、ニューヨークにで11年余り生活。2007年に日本に帰国。
主な著書に、「子どもがのびのび育つ理由」(2008年4月 マガジンハウス)、(対談集)「頑張りのつぼ」(05年7月 角川書店)…ニューヨークで活躍する日本人8人の方との書き下ろし対談集(宮本亜門・千住博・宮本やこ・野村尚宏・平久保仲人・河崎克彦・高橋克明・小池良介)、(翻訳本)「こどもを守る101の方法」(06年7月 ビジネス社)などがある。