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内モンゴルの砂漠緑化に学外実習で参加 武蔵工業大


 阿蘇の「草千里」を思わせる緑豊かな草原。そのすぐ隣に、荒涼とした砂丘のうねりが広がる。中国・内モンゴル自治区の「ホルチン沙地(さじ)」で、急速に砂漠化が進んでいる。表土は砂が主体で、表面を覆う草が開墾や放牧などでなくなると、すぐに風で飛ばされる。その砂は、日本にも「黄砂」として飛来する。

 01年に始まったホルチン沙地での「日中共同沙漠(さばく)緑化フィールド研修プログラム」は、武蔵工業大と中国の北京林業大、現地で緑化に取り組むNPOなどとの共同企画だ。環境情報学部の選択科目「学外実習」として、参加者には単位が認められる。

 毎夏、学生約30人が現地に足を運び、10日ほど滞在する。その間、土質や植生の調査、砂漠化防止のための植林などにあたる。

 ホルチン沙地の砂漠化は、住民による放牧や畑の拡大といった「人為」が主因だとされる。

 02年に参加した修士1年の赤松宏典さん(23)は、住民からの聞き取り調査や現地の行政関係者の講義を通じて、「草原を利用する住民の生活と、草原の保全をどう両立させるべきか、考えさせられた」と振り返る。

 昨年からホルチン沙地では農耕に利用してきた土地を森林や草原に戻し、砂漠化した土地を修復する施策が進められている。

 プログラムで学生を指導している吉崎真司助教授は「我々も毎年植林を続け、実際に防風・防砂の効果がある林をつくりたい。20年後に『武蔵工大の森』を完成させるのが目標です」と意気込む。

(07/12)








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