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06月27日朝日新聞デジタル朝刊記事一覧へ(朝5時更新)

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朝日新聞×河合塾 共同調査「ひらく 日本の大学」

今春大卒2割、進路未定 学部間差、最大5倍

今年3月に4年制大学を卒業した学生のうち、5人に1人は就職や進学などの進路が定まらないまま卒業していたことが、朝日新聞社と河合塾の「ひらく 日本の大学」調査でわかった。不安定な立場にいる卒業生は、少なくとも8万6153人にのぼる。全卒業生に占める割合を学部系統別でみると、最大で約5倍の格差があり、理系より文系の方が就職や進学に苦戦している傾向がみられた。

調査は、全国の国公私立大学計759校を対象に実施。558大学から回答があった(回収率74%)。

それによると、卒業者のうち、就職者は62・2%、大学院などへの進学者は16・1%だった。就職、進学者以外と、アルバイトなど「一時的な仕事」に就いた者、「不詳など」を合計した卒業生は20・8%にのぼった。

進路未定者の割合が最も高い学部系統は、「芸術・スポーツ科学」で36・5%。「法・政治」(27・7%)、「文・人文」(26・2%)、「経済・経営・商」(25・2%)と続いた。一方、最も低いのは「医」の6・7%。次いで「保健」(8・7%)、「薬」(9・8%)、「工」(10・6%)と理系学部が続き、文系に比べれば就職などに有利な傾向がうかがわれた。

今春卒業した大学生の就職率について、文部科学省は1日、「就職氷河期」と呼ばれた2000年春を下回り、過去最低の91・0%だったと発表している。文科省の調査は母数を「就職希望者」としているのに対し、今回の調査は卒業生全体を母数に取っている。

文科省は毎年8月、今回の調査と同様に卒業生全体を母数とする「学校基本調査」を発表している。昨年春の卒業生のうち進路が定まっていないのは21・7%で、今年も依然として厳しい就職状況が続いている。

大学側は就職支援の対象を卒業生にまで広げるケースが多いことも調査でわかった。

大学卒業生の進路

「ひらく 日本の大学」関連データ