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トピックス

朝日新聞×河合塾 共同調査「ひらく 日本の大学」

学部卒業後の進路

全体的に2011年度調査と同様の傾向
薬剤師養成課程(6年制)が6年目を迎え薬学系の就職率がアップ

2012 年3月に大学を卒業した学生の状況について聞いた。ここでは、「大学院」「学部」「短大等」「専門学校等」への進学者数の合計を「大学院等進学者」とし、「臨床研修医(予定者も含む)」「一時的な仕事に就いた者」「左記以外の者」「不詳・死亡の者」の合計を「その他」とする。就職者については学校基本調査の様式変更を受けて「正規の職員、従業員等」「正規の職員でない者」と2つの項目に分けてアンケートを取ったが、それらを分けて回答しない大学もあったため、今回は両者を合わせて「就職者」とする(大学院修了後の進路についても同様)。

卒業者数を分母とした場合の全体の就職率は65%、大学院等進学率は14%、その他が21% と、2011 年度調査(それぞれ63%、16%、21%)と同様の傾向となった。設置者別にみると、大学院等進学率は国立大が34%と最も高く、公立大(14%)、私立大(9%)の順となる<図表1>

<図表1>学部卒業後の進路(設置者別)
<図表2>は系統別に卒業後の進路を示したグラフである。これをみると、文系の学部で就職率が高く、理系の学部で大学院等進学率が高い。文系では教育系で大学院等進学率が高い。理学系、工学系は大学院等進学率が40%前後である。看護系学科などが含まれる保健系では就職率が高い。医学系と歯学系では予定者も含め臨床研修医となる卒業生が多いため「その他」の割合が高い。

<図表2>学部卒業後の進路状況(系統別)

薬学系は2011 年度調査と大きく状況が異なる。2012年3月に、薬学部の薬剤師養成課程(6年制)の第一期生が卒業したため、2011 年度調査では(就職率17%、大学院等進学率72%)だったが、2012 年度調査では(就職率83%、大学院等進学率12%)となった。薬学系を設置者別にみると、国立大(就職率44%、大学院等進学率52%)、公立大(就職率61%、大学院等進学率38%)、私立大(就職率88%、大学院等進学率7%)と、研究者養成課程(4年制)の学生の割合が高い国立大で大学院等進学率が高く、薬剤師養成課程(6年制)の学生の割合が高い私立大で就職率が高くなっている。