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育児ファイル

足と靴選び:1 乳児の足、一部まだ軟骨 佐藤雅人

2007年06月10日

 生まれたばかりの赤ちゃんの足の形は、前の方の横幅が広く、後ろの方、つまりかかとの部分の横幅が狭い。たとえると、かかとを中心にいわゆる扇を広げたような形をしている。前と後で幅に差があまりない大人の足とはまったく違う。

 骨はどうなっているのか。実は前の部分はほとんどが骨になっているが、後ろの足根骨(そっこんこつ)という七つの小さな骨はまだ大部分が軟骨である。普通は生まれたときには、足根骨のうち距骨(きょこつ)と踵骨(しょうこつ)という二つの骨だけが一部骨にかわっていて、X線写真でその形をとらえられるが、ほかの五つの骨の形は写らない。骨の発達も後ろの方が遅い。

 それだけに、この時期に足根骨に異常な力が長時間加われば、大半が軟骨なので、発達に支障をきたす。体は大きくなっても足は小さく、変形があれば、体重が十分に安定してかけられなくなる恐れがある。

 また、足の底をみると、一般的に「土踏まず」と呼ばれる足底アーチはまだできていない。凹凸のない平らな足底である。これもまた大人の足とは違う。

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 子どもの足、特に3〜4歳までは未発達で筋力も十分強くない。だが、この時期は大人の足に向かって発達、成長するときである。靴選びもこの点を考慮しなければならない。本シリーズは、まず子どもの足の特徴について、次にどのような靴がよいかについて話を進める。

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 さとう・まさと 佐藤整形外科(埼玉県春日部市)院長。日本靴医学会理事。元埼玉県立小児医療センター副院長。

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