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育児ファイル

足と靴選び:2 土踏まずは4歳までに 佐藤雅人

2007年06月17日

 小さな子どもの足の発育の特色は、足底アーチ(土踏まず)の形成と、足の狭長化(細長い足への変化)といわれる。

 足底アーチは、人間が直立二足歩行をするときの衝撃を吸収するために発達、変化したもので、ほかの動物にはない人間特有の支持機構といわれる。この足底アーチができないと扁平(へんぺい)足と呼ばれる不安定な足なので疲れやすい。歩き始めた子どもは、まだ足の骨と骨の結びつきが緩く、足の底の部分の皮下脂肪が厚い。立ったときにほとんどアーチは見られない。

 このアーチはどの時期に、どのように発達していくのだろうか。諸説あるが、2歳すぎに変化し始め、3歳以降に発達して完成に向かうという意見が専門家の間では多い。私たちが3〜5歳の幼稚園児を対象に行った連続調査では、程度の差はあっても、ほぼ4歳までにほとんどの幼児に見られた。したがって、4歳ごろまでにできあがるのが正常だろう。

 足の狭長化についても、幼稚園の各年次で足長と足幅を調べ、平均値で比べた。その結果、足長は年少から年中の1年で5.4ミリ伸び、年中から年長は9ミリ伸びた。この時期の1年間でだいたい5〜15ミリ成長する。これに対して、足幅は年少から年中は3.4ミリ成長したが、年中から年長ではわずか2.2ミリだった。

 つまり、足幅は足長に比べ、成長の度合いが少ない。この過程で、横幅の広い足から、少しずつ大人の足に近づいていく。

 すなわち、歩き始めから5、6歳ごろまでは、足底アーチが段階的に高くなると同時にしっかりし、細長い足にも変わっていく。

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 さとう・まさと 佐藤整形外科(埼玉県春日部市)院長。日本靴医学会理事。元埼玉県立小児医療センター副院長。

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