おこづかいは何歳ぐらいから与えるべきでしょうか。結論からいえば、5歳くらいから始めてみてはと思います。お金の教育は早すぎるということはありません。むしろ、家庭の中でお金の話をタブー視しすぎてきたことが問題です。子どもにお金の心配をさせない親心が、ニートを生み出す土壌にもなっていると言われます。
中学生くらいになって、子どもの言われるままにお金を渡すようなら、親は「子どもATM」と思われても仕方ありません。
おこづかいの与え方には、いわゆる定時定額制と必要時必要額制とも表現できる渡し方がありますが、おすすめは定額制です。例えば5歳なら、週に100円、小学生なら1年生は月に500円、6年生は1000円という具合です。
最初にもらうおこづかいはワクワクするでしょう。自由に使えるお金。お金持ちになった気分です。もちろん、その使途に制約をつけるのも親の大切な役割です。大事なことは、親が一方的に指示するのではなく、親子で話し合って決めることです。
おこづかいは、ただでもらえるものと子どもに誤解させない工夫も必要です。どんな仕事でもいいでしょう。食事の準備や後片付け、風呂のしたくなど、その子のできる範囲の仕事に責任を持たせて、おこづかいを与える。
家族の一員として、家の中での役割を果たして、その対価としてのおこづかいを受け取るという考え方です。アメリカの子育て本では、金額と家の仕事分担を決めて契約書を交わすというものもありました。
(横浜国立大学教授)