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子どもとお金:6 もう一つの使い道 西村隆男

2008年1月27日

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 お金の使い方も色々です。自分のためばかりでなく、家族や友達に贈り物をしたり、社会のために使ったりすることも、もう一つのお金の使用法です。

 企業は利益の追求を目的に資金を投入し、生産や販売を行います。最近は企業の社会的責任(CSR)が強く問われるなか、環境保護や途上国支援などへの支出も求められています。

 こうしたことは企業だけに任せておくべき問題ではありません。個人にもできることはたくさんあります。消費に伴うCO2排出量をお金に換算して支払うカーボンオフセットという考え方も知られてきました。支払ったお金はCO2の削減活動の費用に充てられるというしくみです。今年の年賀はがきにも採用されたのでご存じの方も多いでしょう。

 世界には多数の栄養不良の子どもやストリートチルドレン、労働を強いられる子どもたちがいる現実があります。ユニセフなどへの寄付を通じて、自分とはあまりにも違う生活をする子どもたちがいることに気づくでしょう。コンビニの募金箱に少額を入れて協力することもできます。おこづかいから少しずつためておき、お正月や誕生日などに毎年寄付をするというのもよいかも知れません。

 欧米などでは宗教的な背景もありごく一般的に、子どもから大人まで機会があれば寄付をします。日本では初詣でに行きおさい銭をあげるくらいで、寄付の習慣はあまりありません。しかし、子どもも社会や地球上のことに目を向け、自分のお金をほんの一部でもshare(分け合う)にまわし、改めてお金の使い道を考えてみてほしいと思います。

 (横浜国立大学教授)

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