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朝日新聞記者の子育て日記

朝日新聞記者の子育て日記:ベビースリングが大活躍(男性編)

2007年07月02日

 私の育児に欠かせない道具の一つにベビースリングがあります。一枚の布でできた抱っこひもの一種と言えばいいでしょうか。駅伝で使うたすきのように片方の肩にかけ、鎖骨の前で結び、長さを調整します。胸の前にきた布をハンモックのように広げ、その中に赤ちゃんを入れ、横や縦に抱いて使います。

 このスリングは家の中でも外でも大活躍。スリングがなかったら、毎日の育児はもっと大変だったろうなと思います。

 家の中では、息子「みぃ」をやすらかな眠りに導く優れた道具です。みぃと私のおなかがぴったり密着するように縦に抱きます。抱っこしたまま、部屋の中をゆっくり歩き、しばらくゆらゆら。ぐずっていても、みぃはそのうち、寝てしまいます。童歌や子守歌などを歌ってあげると効果てきめんです。

 寝ているみぃを横にする時も楽です。私がひざをついて前かがみになり、ひもを緩めて、みぃが入ったままスリングを肩から抜けばおしまい。下ろすのに失敗しても、スリングごと抱き上げて、ゆらゆらすれば、また寝かしつけられるのも気に入っています。

 外では、お出かけをサポートする強力な味方です。赤ちゃんの重みを肩や背中に分散させる仕組みになっているので、長時間つけていても肩が痛くなりません。

 また、抱っこ中も両手が自由に使えます。スーパーに行く時には必ずスリングを持っていき、みぃを縦抱きしながら、商品を選んでいます。

 街を歩き、大型店などに買い物に行くと、ベビーカーを押している男性も珍しくありません。ところが、スリングに赤ちゃんを入れている男性とすれ違ったことはまだありません。

 だからでしょうか。スリングをつけた私が、母親に間違えられるという珍しい体験がこれまでに2度ありました。

 1度目は上越市内のデパートで。ソファに座って買い物中の妻を待っていると、女性が「何カ月なの?」と声を掛けてきました。私が答えると、女性がけげんな顔をしています。男性の声にびっくりしたようで、「あら、お母さんじゃなかったのね」。

 2度目はエレベーターの中でした。乗り合わせた女性がみぃに「お母さんに抱っこされているの?いいね」と話しかけてきました。

 いずれも妻が少し離れていた時でした。後で話すと、妻はおなかを抱えて大笑い。私は悪い気はしないので、育休中にあと何回間違えられるかなと楽しみにしています。

女性記者プロフィール

2000年朝日新聞入社、29歳。甲府、青森総局を経て、東京本社生活グループに在勤中の06年11月に第1子(女児)を出産。現在は夫の転勤先の福島県福島市にて育児休業中。

男性記者プロフィール

2002年朝日新聞入社。29歳。2カ所目の赴任地である新潟・上越支局で06年秋から育児休業を取り、同い年の妻と、第1子の長男を子育て中。

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