現在位置:asahi.com>教育>子育て>朝日新聞記者の子育て日記> 記事 朝日新聞記者の子育て日記:育休中のスキルアップは至難の業(女性編)2007年07月21日 ついに恐れていた、ピンク色の封筒が届いてしまいました。受講している通信教育の会社からの手紙です。恐る恐る封を切ると、案の定「あなた様からは第2回以降の課題が提出されておりません。講座の受講期間はあと2カ月です」の文字が。罪悪感がどっと押し寄せてきました。 受講の申し込みをしたのは、産休に入ってすぐの昨年9月のこと。夫から、「これから1年半近くブランクができるのだから、その間に仕事に役立つ知識を身につけないと、復帰した時に肩身が狭くなるんじゃない?」というアドバイスを受けたのがきっかけでした。 私が所属している生活グループという部署は、年金や介護といった社会保障に関するテーマを幅広く取り扱っています。そこで、そうした取材に役立ちそうなファイナンシャルプランナーの資格をとろうと思ったのです。 子どもがいる先輩の女性記者からも、育休中に子連れで海外留学をした人や、通訳の資格を取った人がいるという話を聞いていました。人に影響されやすい私は、せっかくの長い休みを有効活用しなければもったいないと思いこみ、学生時代に勉強していた中国語やスペイン語も、検定試験を受けられるくらいまでやり直してみようと問題集を買いそろえたのですが…。 子どもが生まれてみて分かりました。自分がいかに甘かったかということを。娘はとにかく寝ない子なので、私が一人で何かに集中できる時間など、一日に1時間もあるかないか。しかも、やっと寝かしつけた後は脱力してしまい、難しい本やテキストはなかなか読む気にならないのです。授乳しながら読もうとすると、娘も本に手を伸ばして遊ぼうとし、取り上げればギャーッと泣き出す始末。夜、娘が寝入ってから自分だけ起きて勉強したこともありましたが、寝不足で母乳の出が悪くなったこともあり、自分に甘い私はすぐにやめてしまいました。 こうして、娘の体重よりも重い教材一式の入った段ボールは、ほとんど手つかずのまま、長い間部屋の隅でほこりをかぶることになったのでした。 でも、考えてみれば育休も残りあと7カ月。資格をとるのは無理でも、テキストを読んで知識を身につければ、何かの役に立つかも知れない。そう思い直し、最近は少しずつ読むようにしています。 語学の勉強も、当初予定していた問題集は早々にあきらめ、テレビの語学番組を録画しておいて授乳しながら見る、という方法に変えました。もはや勉強ではなく趣味の延長ですが、少なくとも何かしている、というささやかな自己満足で細々と続けています。 女性記者プロフィール
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