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朝日新聞記者の子育て日記

朝日新聞記者の子育て日記:子育てママに必要な情報とは?(女性編)

2007年09月22日

 「そろそろ毎日きちんと新聞を読んでスクラップしていかないと、復職した時についていけなくなるよ」先日、部屋の隅にたまりにたまった新聞紙の山に目をやりながら、夫がややあきれ顔で言いました。

 確かに育休に入ってから、新聞を読む時間は激減しました。その日に起こったニュースをチェックするのはもっぱらテレビ。家事をしながらでも見られるためです。

 ところが新聞はそうはいきません。いざ読もうとすると、娘がハイハイで寄ってきて、紙をちぎったり、なめたりし始めるので、とたんに読むどころではなくなります。ようやく夜、寝かしつけた後に広げるのですが、疲れている時は添い寝したまま自分も寝てしまうため、結局読まずに翌朝を迎えてしまうことも。

 一方、この生活を始めてから以前とは比べ物にならないくらいよく読むようになったのが自治体の広報誌やマンションの回覧板です。子どもの予防接種や健診の日程、休日当番医、子育て関係のイベントなど、日々の生活にすぐに役立つ情報が満載で、毎回隅から隅までチェックしています。

 新聞も、本体よりも折り込みチラシをつぶさに見るようになりました。「おむつ20%引き」「(離乳食に使う)冷凍国産カボチャ4割引」。あちこちのスーパーやドラッグストアのセール情報を見ながら今日はこっち、明日はあっちと買い物に出かけています。

 インターネットは以前から仕事の調べ物などに毎日使っていましたが、育休に入ってから、依存度はさらに高まっています。お盆で猛暑のころ、娘が離乳食を食べずに困っていたとき、検索エンジンで「離乳食 食べない」と入力したら、同じような悩みを持つママたちの体験談やアドバイスが載っているページがずらり。育児書よりも具体的かつ詳細でバラエティに富んでいて役立ちました。また、赤ちゃん連れでもOKな飲食店を探したりするのにもよく使っています。

 働いていた頃は、新聞を読まずに一日を過ごすなど考えられませんでした。でも、(こう書くと新聞記者としては大問題ですが)斜め読み程度にしか読まない生活をしてみると、それは、それでさほど困らないということにも気づきました。ミクロな情報は自治体の広報誌で、おおまかなニュースはテレビやネットで。となれば、新聞は何を書いていけばよいのか、考えてしまいました。

 子どもを産んで、自分の中で世の中に対する関心はむしろ広がったと感じています。半面、子育て中の主婦としての日々の中で、新聞というメディアに盛られた情報と、日常生活で必要とする情報との間には、内容や質に大きなギャップがあるとも感じるのです。

 新聞の読者層はサラリーマンやOL、リタイアした人から学生、主婦まで多岐にわたります。また、新聞は速報性、あるいは便利情報を伝えるだけのメディアではありません。主婦層に読んでもらえる記事をどうやって書いていくか。復帰後の大きなテーマになりそうです。

女性記者プロフィール

2000年朝日新聞入社、29歳。甲府、青森総局を経て、東京本社生活グループに在勤中の06年11月に第1子(女児)を出産。現在は夫の転勤先の福島県福島市にて育児休業中。

男性記者プロフィール

2002年朝日新聞入社。29歳。2カ所目の赴任地である新潟・上越支局で06年秋から育児休業を取り、同い年の妻と、第1子の長男を子育て中。

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