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コラム「パリ発 モード・ダンファン」

パリの高級子ども服「ボンポワン」

2007年10月23日

●最もラグジュアリーな子ども服

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ボンポワンのトゥルノン通り6番地店

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子ども達が遊べる木小屋

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ベビーコーナーにはリアルな新生児の人形が並ぶ

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ライブラリーと名付けられた靴専門サロン

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地下のレストラン

 秋晴れが続くパリですが、先日は交通機関のストがあり、メトロ、バス、電車が数日間ほぼ全面ストップという事態に見まわれました。街にこんなに人がいたのかしら、と思うくらい徒歩の人、自転車を使う人が目立ち、今年始まった貸自転車「ヴェリブ」を取り合う光景もありました。

 今回はパリの高級子ども服ブランド「ボンポワン」をご紹介します。ボンポワンは1975年にマリー=フランスとベルナール・コーエン夫妻が設立し、世界に約60店舗を展開する最もラグジュアリーな子ども服ブランドです。品の良い落ち着いた色調、エレガンスな子ども服はパリのBCBGの間で常に人気のブランドです。

●世界最大のブティックがパリ左岸に

 子ども服のお店として世界で最大の広さを誇るブティックがパリの左岸、リュクサンブール公園に近いトゥルノン通り6番地に昨年2月誕生しました。1800平方メートルにも及ぶ広大なスペースは中世の館オテル・ド・ブランカを改装したまさに贅沢な空間です。

 ドアを入ってすぐに店内の地図をもらいます。博物館に入ったかのように心を弾ませて中を進むと、一つひとつの部屋が年齢、テーマごとにはっきりとデコレーションで分けられているのです。すべて一点物で選び抜かれた洋服棚は、アンティーク家具をモダンにアレンジし、内装を見るだけでも十分楽しめる内容です。

 3つの部屋に分かれた3歳から10歳までの女の子の空間は実にユニークです。中央に木小屋が建てられ、中で子どもたちが寝そべったり、お絵描きができるテーブルが置かれ、まさに隠れ家のようです。

 プレスのベネディクトさんは「この小屋は創始者のマリー=フランス・コーエン自身がこの店内で一本ずつ木を選んで組み立てました」と話してくれました。

 白とウッドを基調にしたベビールームへと進みます。部屋一面に新生児の人形がずらりと並べられ、一体一体センス良くコーディネートされた本物さながらです。部屋には中庭から穏やかな光が差し、居心地良くピュアなマタニティーの空間にうっとりさせられます。

 その先の階段を上ると、「ライブラリー」と名付けられた靴専用のサロンが広がっています。不思議な騙し絵の壁、天井に届く高さの本棚には赤い靴のボックスが奇麗に整理され、並べられています。

 1階奥に進むと、YAM(ジュニア〜若いお母さん向け)のコレクションが、赤い壁に囲まれたモロッコ調の内装で、お姫様の気分にさせてくれます。庭園に面した古い温室では、0歳から12歳までの男子のコレクションが一同に紹介され、その先の一部屋はVIP用のサロンとなっています。

●買い物に疲れたらイタリア料理も

 この広大な店内の買い物にしばし疲れを感じたら、地下のレストランへ。主役の子供たちのためにお子様メニューが充実していますが、もちろん大人もおいしくいただけるイタリア料理です。パリでは珍しくベビーシートも用意されています。

 贅沢な空間でゆったりと1日を過ごすと、子どもも大人も買い物をしていたことを忘れてしまいそうで、寛ぎを与えてくれるのでした。

 パリのお店の雰囲気をそのままに、日本でもコレクションを見ることができます。昨年には東京、神戸にブティックが、今春は名古屋店がオープンしました。ぜひ、お近くのボンポワンでパリのエスプリを感じてみて下さい。

プロフィール

須山佳子(すやま・けいこ)

パリ在住のファッション・コーディネーター。

日仏ブランドのプロデュース、コーディネーション、PR、ファッションショーの企画を行う。翻訳、通訳のほか、雑誌・新聞・Web等に執筆。

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