現在位置:asahi.com>教育>子育て>パリ発 モード・ダンファン> 記事 子ども用インテリアショップ「BALOUGA」2007年11月06日 ●パリで唯一の子ども用インテリアショップ
10月末に夏時間から冬時間に切り替わったフランスは、日が沈むのも早くなり、午後5時半ごろにはすっかり暗くなります。子どもたちが公園で遊ぶ姿も少しずつですが、見かけなくなってきました。パリは冬を迎えようとしています。 この街にたった一つの子ども用インテリアショップがあります。「BALOUGA」は2年前、パリの新たなファッション地域になりつつある北マレ地区にオープンしました。 オーナーは、ヴェロニク・コタさん。元経済ジャーナリストだったヴェロニクさんは、3人目のお子さんが生まれたのを機にインテリアの世界に入りました。「子どものために素敵なインテリアを探しているうちにコレクションができた」と言います。パリには、子どものサイズにあわせたインテリアショップはどこにもなかったのです。「それで、思い切って始めたの」とヴェロニクさん。 ●ショップは、三つのコンセプト ショップは三つのコンセプトに分かれています。「ヴィンテージ・コレクション」は1950年代から1980年代に活躍した世界的なデザイナー、建築家であるアルネ・ヤコブセン、ハリー・ベルトイヤが特別に手がけた子どもサイズの椅子の収集品です。お宝になりそうな椅子がお店の壁一面にずらりと飾られています。 「リエディション」ラインでは、有名デザイナーのファーニチャーの復刻版をVitra社とともに製造しました。「家具の最初のポップアート」と呼ばれたジョージ・ネルソンの時計や子ども用のサイズにアレンジしたベンチ……。1945年にチャールズ・レイ・イームズによってデザインされた、象をかたどった椅子「イームズ プライウッドエレファント」もかわいらしいスモールサイズで復刻されました。 「エディション」ラインでは、ヴェロニクさんが見つけた現在の才能あるインテリアデザイナーたちとのコラボレーションにより、バロガ用に特別に発注された学習机や卓上ライトが並べられています。 ●子どもの成長とともに使える学習机 ヴェロニクさんが勧めるアフガニスタン出身のフランス在住デザイナー、マホムド・アクラムさんによる学習机「カザム」は、デザインと機能性を持ち合わせた驚きの一品です。1枚のテーブル板に三つの脚がついていて、子どもが成長する毎に、脚の向きを変え、はめ込むだけで高さが30cm、48cm、72cmへと変えられます。2歳児から中学生になるまで使い続けることができる、考え抜かれたデザインです。 「森のボックス」と名付けたポエティックな学習机は、デザイナーのマタリ・クラセットさんの作品。テーブルの上にオブジェや本、クレヨンなどを置くための様々なサイズ違いのボックスが並び、机の穴に差し込むだけで好きなレイアウトに組み立てられます。子どもが自分だけの宝物を隠しておいたり、自分だけの世界を作るのにぴったりのアイデアといっていいでしょう。 お店には購入のために来るお客さんのほかに、レンタルやファッション雑誌の撮影のためにやって来るエディターも多いとか。 小さいころからセンスの良いインテリアとともに生活する空間を与えられた子どもたちは幸せです。パリを訪れた際は、マダムたちに今人気のバロガにぜひ足を運んでみて下さい。 プロフィール
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