2008年1月10日
今年、子どもが受験なので、今が一番大変だというご家庭もあることでしょう。
望む学校に合格してくれるのはうれしいけれど、頭痛の種は学費。私立だと、びっくりするほどの額がかかります。
もし、どうしても教育資金が足りなくなったら、下手に高利なお金を借りる前に、低利で有利な国の教育ローンが借りられないものか検討してみましょう。
国の教育ローンは、国民生活金融公庫を通して借りるローン。子ども1人につき最高200万円までを、最後まで金利が変わらない固定金利2.5%(別途保証金として1%)で借りられます。
対象は、高校、高等専門学校、短期大学、大学、大学院のほか、専修学校、各種学校、予備校、経理学校、デザイン学校などで、6カ月以上留学するなら、海外の高等学校や高等専門学校、短期大学、大学、大学院なども対象となります。
使い道は、学校の入学金、授業料、施設設備費のほか、受験にかかった費用や受験時の交通費、宿泊代、住居にかかるアパート・マンションの敷金、家賃などもOK。
そのほか、教科書代、教材費、パソコン購入費、通学費用、修学旅行費用などにも使えます。
親の年収制限はありますが、サラリーマンなら収入990万円以内、自営業者なら所得770万円以内となっていますから、たいていの人は対象となってくるはずです。
返済期間は、最長10年。据え置き期間も使えます。
たとえば、親が借りて、本格的な支払いは、本人が大学を出てからしていくという場合、親が10年で借りて、在学中の4年間は据置き期間を使って利息のみ返済のみにし、本人が大学を卒業したら返させるという方法もいいでしょう。
最近は、合格するとすぐに入学金を払い込まなくてはいけないケースも多いようです。
イザという時のために、今から申し込みと審査を受けて融資のOKをとっておけば、すぐに融資してもらうことができます。もし、融資の必要がなくなったら、その旨を伝えて断ればいいのです。
申し込みについては、銀行、信用金庫、信用組合、労働金庫、農協、漁協などでもできます。
ちなみに、国の教育ローンは、会社に勤めているお父さんが経理の資格を取るために、夜間の経理学校に通うといったケースでも使えます。
1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)、「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。