2008年4月1日
4月は、年度も改まり、教育資金の積み立てなどをスタートするには良い季節です。
そして、もし教育資金の積み立てを始めようと思ったら、まず、会社に財形貯蓄がないか調べてみましょう。
財形貯蓄は、1000円から積み立てられます。会社が提携している金融機関の金融商品で積み立てていくので、金利は特に良いというわけではありませんが、給与天引きなので確実に貯まっていきます。
財形貯蓄をしておくと、住宅を買う時と教育資金が必要なときに、有利な融資が受けられます。
教育融資の金利で最も有利なのは、現在は国民生活金融公庫が窓口となっている国の教育ローンで2.2%。財形融資は、それよりもちょっぴり高い2.29%ですが、それでも他の民間金融機関よりはずっと低いので、国の教育ローンで借りるだけでは足りないという時には便利です。
借りられる額は、積み立てた財形貯蓄残高の5倍以内で、10万円以上450万円まで。仮に300万円積み立てがあったら、積み立てと借り入れ合わせて750万円の教育資金が用意できます。
国の教育ローンは、200万円までしか借りられないので、子供がお金のかかる学校に行った時には、助かります。
返済期間は10年以内ですが、希望すれば返済期間の範囲内で、最長4年間は元金据え置きが可能。大学なら、在学中は親が利息だけ払ってあげて、本格的な返済は、卒業してから本人にさせるようにすれば、親の負担も減ります。返済は、毎月払いにボーナス払いも併用できます。
財形貯蓄には、何にでも使えるかわりに特典がない一般財形と、条件にあった住宅を買うなら元金と利息合わせて550万円まで非課税になる住宅財形、同じく550万円までなら年金として受け取るときに非課税になる年金財形の3種類があります。
住宅財形、年金財形は、目的に沿った引き出しをしなくても、5年を遡っての課税なので、どれをやればいいのかわからなかったら、とりあえず住宅財形、年金財形にしておきましょう。
たとえ月に5000円でも、子供が生まれてからすぐに積み立てを始めれば、高校に入るまでに100万円近い貯金ができるはずです。
チリも積もれば、山となる!
1954年長野県生まれ。経済ジャーナリストとして幅広く活躍。デフレを見越し、借金を減らし投資を控える「資産防衛」を一貫して提唱。現在、テレビ・雑誌・新聞などを通じて不況時の生活防衛策や、保険、金融、住宅問題など実戦的な提案を発信している。著書に「荻原博子の家計まるわかり読本」(学習研究社)、「生命保険は掛け捨てにしなさい!」(ダイヤモンド社)など多数。監修した「ボクたちの値段」(講談社)も好評発売中。