北九州市教委は23日、市立戸畑高等専修学校(上山敬義校長)が4月、本来なら欠格となる執行猶予期間中の女性(42)を被服生活科の非常勤講師として採用していたと、発表した。市教委は19日付でこの非常勤講師の委嘱を無効にしたため、1年生31人が受けた授業の一部も無効となり、補習などで対応するという。
市教委によると、この元講師は05年12月20日に懲役2年6カ月執行猶予4年の有罪判決を受け、06年1月5日に刑が確定した。罪名は明らかにしていない。
元講師は07年3月9日に市教委に登録。その際に提出した欠格条項調書の「禁固以上の刑に処されたことがありますか」という質問に「ない」と答えていた。「内容を十分理解しないまま答えてしまった」と事実を認めているという。
市教委は、正規採用の教諭であれば市内の区役所や本籍地の自治体に欠格条項に該当するかを照会するが、非常勤講師はしていなかった。今月10日、市教委に情報提供があり発覚した。
元講師は今年4月から被服生活科の1年生の洋裁の授業など計147時間を、単独あるいは補助教員として受け持っていた。このうち単独で授業をした生徒1人あたり26〜48時間分が無効となるという。