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07、08年度の中学教員採用も改ざん 大分県教委汚職

2008年7月9日

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 大分県の小学校教員の採用を巡る汚職事件で、収賄容疑で再逮捕された県教委義務教育課参事、江藤勝由容疑者(52)が「中学校教員の07、08年度の採用試験でも上層部から指示され、複数の受験者の得点を操作して合格させた」と関係者に話していることが分かった。

 江藤参事は「得点を操作した人数や規模は正確には覚えていない」としながらも「不正の構図は小学校の採用試験と同じだった」と説明しているという。不正採用は小学校の教員だけでなく、中学校についても行われていた疑いが強まった。

 江藤参事は07、08年度の採用の試験が行われた当時、同課人事班で試験の事務を担当し、小学校と中学校の採用試験を受けた全受験者の得点データを知る立場にあった。

 08年度の小学校教員の採用試験では、江藤参事の供述によると、07年7月にあった1次試験の後、受験者全員の得点表を県教委の上層部に見せたところ「合格ラインに入れろ」と約20人の氏名に印を付けた得点表を返された。

 この上層部の指示に基づいて、江藤参事は印の付いた受験者の点数をかさ上げしたり、印の付いていない受験者の点数を減らしたりして、指示された受験者の大多数を合格させた。中には100点以上加点した受験者も2人いたという。

 関係者によると、江藤参事は07、08年度の中学校教員の採用試験についても「県教委の上層部から得点表に印を付けた受験者を合格させるよう指示された」「得点の改ざん方法も同じだった」と述べた。ただ、中学校の採用試験では「自分が不正合格を依頼されたり、金品を受け取ったりしたことはなかった。不正採用はすべて上からの指示だった」と話しているという。

 県教委によると、08年度の中学校教員の採用試験は537人が受験。31人が合格した。07年度の採用試験は513人が受験し、31人が合格した。

 江藤参事は「中学校教員の試験でも、小学校教員の試験と同様、07年度採用では不正合格者が例年より多かった」とし、「08年度採用は縁故のない受験者にも配慮してくれと上層部から指示された」と説明しているという。

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