2010年7月29日
対面式で明神小の児童ら(奥)に歓迎される片品村の児童たち
利根川の支流・片品川上流にある片品村の小学6年生50人が、利根川下流の千葉県銚子市の明神小を訪れ、児童やその家族と交流している。夏は山の子が海で泳ぎ、冬は海の子が山でスキーをする2泊3日の交歓分宿。今回が45年目となる。
初日の21日は明神小のグラウンドで対面式があり、手をつないで入場し、「交歓分宿の歌」を斉唱した。22日は海岸で海の生物を調べ、海水浴やスイカ割りなどをした。
春先に誰がどこの家に泊まるか決まると、子ども同士がメールで連絡をとりあう。実際に会うのは21日が初めてでも、すぐに打ち解けた様子だった。
フリーカメラマン堺敬生さんによると、青少年赤十字の全国会議で、片品村の小学校長が「環境の違う学校と交歓を」と要望、明神小校長が応える形で1966年から始まったという。
片品村には4小学校があり、合わせると明神小と同規模になる。最初は明神小、片品村側とも児童が200人前後いたが、少子化で4分の1程度まで減っている。
来年1月には明神小の6年生53人らが片品村を訪ね、今回泊まった児童の家に泊まる。自身も25年前に片品でスキーをしたという明神小6年生の母親(37)は「かまくらで遊び、楽しかった食事のことは忘れない。自分の子にも同じような体験をさせたい」。
明神小の宮本慎吾校長は「単なる学校行事ならこれだけ続かなかった。父母や住民の皆さんが昼食の世話、ゴミの始末まで協力してくれ、地域イベントとして定着していることが大きい」と話す。