文部科学省は27日、国公立大入試の2次試験の出願状況(中間集計)を発表した。出願期間は23日〜2月1日で、中間に当たる27日午前10時現在では、国公立159大学539学部に9万5254人が出願。総募集人員10万753人に対する倍率は昨年の中間集計時と同じく0.9倍だった。
東日本大震災の被災地の国立大学では、福島大が480人で、昨年の中間集計時に比べ29%増えたほか、東北大が1758人(5%増)、岩手大が371人(2%減)だった。
予備校による事前調査では、東京電力福島第一原発の事故の影響で、福島大は出願者の減少が予想されていたが、中間集計では増加していた。同大の入戸野修学長は「厳しい環境の中でも福島大学に入学したいという、やる気のある受験生が早めに出願したと思いたい。ただ、出願は1日までなので油断は出来ない」と話した。
この時点での出願者は全体の2割程度のため、今後傾向が変わる可能性もある。大手予備校の河合塾の担当者は「出願は始まったばかり。多くの受験生はこの週末に志望校を決める。今回の中間集計データでは、まだ全体的な傾向はつかめない」と話している。