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「『争点』で党首応酬」「各党が比例名簿発表」

2005年09月02日

写真

討論会に参加した党首たち。右から福島瑞穂・社民党党首、志位和夫・共産党委員長、岡田克也・民主党代表、小泉純一郎・自民党総裁、神崎武法・公明党代表、綿貫民輔・国民新党代表=29日午後、東京・内幸町で、大野明撮影

イラスト

注目候補の比例順位

図

党派別の立候補数

党首討論会、「争点」で応酬 小泉首相、年金問題に乗らず 総選挙きょう公示

 日本記者クラブ主催の党首討論会が29日、東京・内幸町で開かれ、公務で欠席した田中・新党日本代表を除く6党首が参加した。小泉首相(自民党総裁)が総選挙の争点を郵政民営化に絞り込む姿勢を鮮明にしたのに対し、民主党は年金問題などを取り上げるよう訴えた。「何が争点か」という論戦が続いたまま、選挙戦は本番を迎える。

 「国民年金は(未納月数1カ月以上の)未納者が1100万人。24カ月以上の完全未納者が424万人。制度としては非常に厳しい」

 討論の冒頭、民主党の岡田代表は小泉首相を指名し、未納者の増加で「空洞化」が進む国民年金の改善策をただした。

 ところが、首相は「できるだけ収納率を高める努力をしている」と述べた後は、与野党の協議機関に関する説明を延々と続けた。岡田氏は「質問に答えてほしい」といらだったが、首相は、与野党協議で改革案をまとめたスウェーデンを例に「選挙の争点にしなかった」と紹介。民主党が年金問題を争点に取り上げること自体を批判した。

 年金問題は、昨年の参院選で民主党が取り上げ、躍進に結びつけたテーマ。民主党が設けた争点には乗らない、という与党側の守りの姿勢が浮き彫りになった。

 一方、首相が「国民に必要かどうかを聞いてみたい」という郵政民営化。岡田氏は慎重な言い回しながら「郵貯、簡保については民営化が筋だと言ってきた」と語った。

 この発言に首相は「なぜ国会で対案を出さなかったのか」とかみついた。岡田氏は政府の法案については、国民の預金が損なわれるおそれがあることを理由に「信念を持って反対だ」と繰り返し、郵貯と簡保に関しては以前から民営化の立場だったと強調した。

 「民営化に賛成か、反対か」と迫る与党に対し、民主党内には「民営化反対では戦えない」との声もある。岡田氏は郵政民営化に対する考え方と、政府の法案への対応を分けて説明。単純な反対派ではないとの姿勢を強調したが、歯切れの悪さは否めなかった。

 「小泉さんは(総選挙に)勝ったら郵政民営化法を9月の特別国会で通すと言うんでしょ。9月までの公約しか言わない」。共産党の志位委員長は皮肉った。「あとは全部、白紙委任で任せろと。これは独裁政治だ」

 討論で、首相から「ポスト郵政」の政治課題に関する言及は乏しかった。年金制度や財政再建について、当面は与野党の協議機関などの議論に委ねる考えを示し、12月14日で期限が切れる自衛隊のイラク派遣については「12月近くになってから考えるべき問題だ」。憲法改正に関する論議もほとんどなかった。

 この日の論戦で公明党の神崎代表はじわりと軸足をずらした。「争点が郵政民営化であることは論をまたない」と前置きして強調したのは児童手当と9兆円の節約……。郵政だけでは「公明党らしさ」を打ち出せないと判断したためだ。

(朝日新聞東京本社発行 8月30日付朝刊)

     *

(時時刻刻)比例名簿発表 映す党勢、戦略くっきり 総選挙

小泉首相の意を受けて自民党が各ブロック1位に女性を据えれば、民主党は小選挙区の立候補予定者を横並びにする岡田代表らしい「原則重視」路線――。29日の比例名簿発表は、2大政党それぞれに党首のカラーを映し出した。もっとも、すべてが狙い通りには運ばなかったのは双方同じ。比例区は総選挙の結果を大きく左右するだけに、各党とも力が入った。=1面参照

 ●自民、「第1党」狙い女性枠 民主、原則重視「重複」並ぶ

 「これからは経済と環境と科学技術を一体に考えないと。しっかり取り組むように」。29日昼、小泉首相が自民党本部で立候補を頼んだのは、近畿ブロック1位になった経済ジャーナリストの近藤三津枝氏。比例名簿発表の5時間前のことだ。二階俊博総務局長がこの週末、大阪まで出向いて説得にあたっていた。

 とにかく目玉になる女性を探せ――。首相の厳命に、自民党の武部勤幹事長や二階氏は候補者探しに奔走した。周囲で働く女性に「立候補しないか」と半ば本気で声をかけたほどで、そのかいあってか、名簿には多彩な職業の女性が登場。それでも最後は息切れし、女性1位は11ブロックのうち7ブロックどまりだ。

 党内には「女性優遇」だと不満も残る。東海ブロックでは小選挙区と重複立候補になる女性新顔が1位に3人並んだ。他の26人の前職とともに6位とされた前職の関係者は、「これは厳しい」とうめいた。名簿発表後、武部氏には「どうなっているんだ」などと抗議の電話も相次いだ。

 不満が出るのを承知で執行部が「女性1位」にこだわったのは、「比例区第1党」の座を取り戻す決め手と踏んだからだ。全体の当選者が増えれば不満も収まると見ているが、4ブロックの例外が交じったことで「賭け」の要素が膨らんだ。

 民主党は全候補者が小選挙区で立候補し、比例名簿では同一順位とすることが原則。前回総選挙は自由党との合併直後で、選挙区調整のため7人を比例順位で例外的に優遇したが、今回はそれは1人だけ。原則適用はさらに厳格になった。

 自民党の向こうを張る目玉候補を、との意見も党内にはあった。だが、そこは岡田代表。「有名人であれば誰でもいいわけではない。マニフェストを読んで同意する人を」と譲らない。結局、北海道で逢坂誠二・前ニセコ町長を擁立するにとどめた。

 岡田氏の狙いは「きまじめさ」で自民党との違いを際だたせることにあるが、首都圏の若手前職の一人は「小選挙区は民主党に入れても、今回は比例は自民党だと言ってきた人が10人もいる」。自民党の戦略にしてやられるのでは……。そんな不安も党内には漂う。

 ●組織防衛に各党は必死

 比例区の戦いに重きを置くのは、組織防衛を余儀なくされる他の各党も変わらない。

 公明党は従来通り、各ブロックごとに比例単独で前職と元職を並べた。小選挙区候補の重複は見送って、比例区での復活当選という退路を断って臨むのも前回通り。八代英太氏の無所属立候補で苦戦を強いられる東京12区の太田昭宏幹事長代行も同じだ。

 共産党は今回、全小選挙区での候補擁立ができず、空白区が25に上る。地方の中核都市に拠点を置く選挙戦を進めるが、比例票の上積みがこれまで以上に課題になるのは間違いない。

 もっと深刻なのは社民党。小選挙区での擁立は38で、かつての党の顔である土井たか子前党首も比例単独の5位から当選を狙うしかない。

 できたての国民新党と新党日本は、擁立も大慌てとなった。国民新党の公募に応じた一人は「面接は電話」で、「2次公認の当日にどこから出馬するかを聞かれた」。

 ただ、比例擁立はきれいにすみ分け、国民新党は東北、北陸信越、中国、九州の4ブロック、新党日本は東京、南関東、北関東、東海、近畿の都市部の5ブロックに候補者を立てる予定だ。国民新党が新党日本に立候補希望者を回す場面もあった。

 ◆キーワード

 <重複立候補と復活当選> 衆院選では、政党の候補者に限り、小選挙区と比例区に重複して立候補できる。小選挙区で落選しても、比例区で復活当選できる仕組みだ。

 比例区の名簿には、重複候補者を同じ順位で並べることができる。その場合、小選挙区で当選者の得票に対して何%を得たかを示す「惜敗率」の高い候補から順に、比例区で当選が決まる。

 ◆最近の国政選挙での比例区得票率

        自民       野党第1党

 95年参院 27.3(15) 新進 30.8(18)

 96年衆院 32.8(70) 新進 28.0(60)

 98年参院 25.2(14) 民主 21.8(12)

 00年衆院 28.3(56) 民主 25.2(47)

 01年参院 38.6(20) 民主 16.4 (8)

 03年衆院 35.0(69) 民主 37.4(72)

 04年参院 30.0(15) 民主 37.8(19)

 (%、カッコ内は獲得議席数)

 ◆04年参院選の比例得票を衆院比例11ブロックに当てはめた獲得議席試算

     自民 民主 公明 共産 社民

 北海道  3  4  1  0  0

 東北   5  6  1  1  1

 北関東  7  8  3  1  1

 南関東  7 10  3  1  1

 東京   5  7  3  1  1

 北陸信越 5  5  1  0  0

 東海   7 10  3  1  0

 近畿   8 12  5  3  1

 中国   4  5  2  0  0

 四国   3  2  1  0  0

 九州   8  7  4  1  1

 合計  62 76 27  9  6

(朝日新聞東京本社発行 8月30日付朝刊)


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