水産大手のマルハと日本水産が、新たな顧客層を狙った魚肉ソーセージの新商品を売り出した。牛海綿状脳症(BSE)や鳥インフルエンザの発生で、食肉の安全性への不信感が高まっていることを追い風に回復しつつある魚肉ソーセージの売れ行きをさらに拡大したいとしている。
魚肉ソーセージのトップメーカー、マルハが9月に売り出した「リサーラ」は、血中の中性脂肪を低下させる効果があるDHA(ドコサヘキサエン酸)を多く含むのが特徴。具体的な健康効果を表示できる「特定保健用食品」として、厚生労働省の許可を得た。
魚肉ソーセージの主な購入者は家庭の主婦。おかずの安価な素材として人気を集めている。「リサーラ」は、マルハの従来の商品に比べると2倍近い高価格だが、同社は「生活習慣病を気にする中高年層に大きな売れ行きが期待できる」と見ている。
日水が9月に売り出した「いちごミルク」=写真=は、幼稚園から小学校の低学年向け。子供が好きなイチゴの味をつけ、加工せずにそのまま食べやすいようにした。さらに、「牛乳も多く使い、育ち盛りの子供に必要なカルシウムを多く入れている」と同社広報室。健康への配慮も強調し、子供のおやつとして売り込む考えだ。
(朝日新聞東京本社発行 9月16日付朝刊)