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津波、広域で避難 北海道など警報・注意報 択捉東方M8.1

2006年11月24日

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 15日午後8時15分ごろ、北方四島の択捉島の東北東約390キロを震源とする地震があり、気象庁は北海道の太平洋とオホーツク海沿岸に津波警報を出し、北海道から静岡県沿岸にも津波注意報を出した。警報は午後11時30分に注意報に切り替えられた。同庁によると、震源は根室市の北東約750キロで、深さは約30キロ。マグニチュード(M)8.1。十勝港で60センチ、小笠原諸島の父島で50センチの津波が観測された。

 気象庁は16日午前0時半過ぎ、北海道オホーツク海沿岸、日本海沿岸北部、静岡県の津波注意報を解除した。

 北海道東部では、最大震度2の揺れを観測。午後9時半現在、体に感じる余震は1回あった。津波は太平洋沿岸で広く観測され、北海道釧路市、網走市、広尾町(十勝港)、青森県八戸市、岩手県宮古市、宮城県石巻市、千葉県銚子市などで40センチから10センチだった。

 警報、注意報は10都道県に出た。北海道のまとめによると、午後10時35分現在、道内の22の市町村が避難勧告を出した。岩手県でも避難勧告を出し、一部で自主避難した。

 総務省消防庁によると、16日午前1時現在、けが人の報告はない。

 気象庁によると、津波警報は、1メートル以上の津波が予想される地域に出ている。同庁が津波警報を出すのは、04年9月の紀伊半島沖地震(マグニチュード7.4)以来。政府は15日午後8時35分、津波警報を受けて首相官邸の危機管理センターに官邸連絡室を設置した。

 【モスクワ=大野正美】イタル・タス通信などによると、クリル(千島)列島中部のシムシル(新知)島の東130キロの太平洋で15日午後9時16分(日本時間同8時16分)にマグニチュード7.9の強い地震があり、ロシア極東のサハリン津波センターがクリルの全島に津波警報を出した。

 国後島のユジノクリリスク市当局者によると、同島では強い揺れは感じなかった。しかし、津波の恐れが生じたため、緊急事態省から高台への避難勧告が出され、クリル全島で住民の避難作業が行われた。サハリン(樺太)島も含め、今のところ地震の揺れそのものでは死傷者や家屋の崩壊といった被害の情報は入っていないという。

 択捉島の緊急事態省択捉支部によると、日本時間15日午後10時現在で、津波は観測されていないものの、同島太平洋岸に位置し、津波の被害が予想される集落の住民400〜500人が避難したという。

(11月16日付け朝刊 1総合面)


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