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太陽電池で緑鮮やか、しなやかに 有機材料で黒脱却、デザイン性に期待 三菱商事など2008年05月26日 黒色以外が難しいとされた太陽電池で、三菱商事と産業技術総合研究所、有機EL製造装置大手トッキのチームが鮮やかな緑色の試作品を開発した。次世代技術として期待される有機材料を用いた薄膜太陽電池で初めてとなる製品化を年度内に目指す。 太陽電池は無機材料のシリコンを用い、黒色を変えることは難しいとされてきた。今回、有機ナノテク素材のフラーレン(黄色)と、染料などに用いるフタロシアニン(青色)を半導体材料として層状に重ね、緑色になった。フタロシアニンの代わりに別の材料を用いると赤色にもなる。 厚さは100ナノメートル(ナノは10億分の1)程度で、マイクロメートル(マイクロは100万分の1)単位の厚さになるシリコンの太陽電池よりはるかに薄く、自在に曲げられるのも特徴だ。 課題は太陽光を電気にする変換効率がまだ低いことだが、三菱商事は「産業用発電には、まだ難しいが、色彩を生かした需要はある」(担当者)とみる。見た目の良さを利用して、携帯電話の充電用など、カバンなどに取り付けるデザイン商品としての製品化を目指すという。 試作品は23日から、G8環境相会合に合わせて神戸市内で開かれる「環境フェアinKOBE」で展示される。(斎藤徳彦)
(5月19日付け朝刊2ページ 2総合)
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