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この記事を手がかりに

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温室効果ガス、2010年4%増 90年比、環境省試算

1.「塩水の舞台」にしないために

 1997年11月15日、ある広告が朝日新聞朝刊など各紙に掲載され、話題を呼びました。

 その広告は、京都の名所である清水の大舞台まで海水が迫っている合成写真で、語呂合わせで「塩水の舞台?」というヘッドコピーが付けられています。

 地球温暖化防止京都会議に向け、環境保全を呼びかける京都府の広告で、温暖化で海面が上昇し続ければ、高所にある清水の舞台まで海になると警告する内容でした。

 地球温暖化防止を目指した京都議定書について、アメリカ、中国は否定的です。関連記事を挙げておきます。

 ○地球温暖化防止を目指す京都議定書「目標緩和を」 米中、審議会で

(朝日新聞東京本社発行 4月20日付朝刊)

 地球温暖化防止を目指した京都議定書をめぐる経済産業省の審議会が19日開かれ、中国外務省条約局のガオ次長は数値目標を課する議定書の手法に否定的な見解を示し、各国の事情に応じた緩やかな枠組みを求めた。議定書を離脱した米国のワトソン国務省地球環境問題上級交渉官も、経済成長を重視する立場で、同様の枠組みが必要だとした。

 ガオ氏は、中国で急激な経済成長とともに温室効果ガスが増加する見通しを示し、「議定書が先進国に課したような数値目標が今後、中国に課せられれば達成できない」と強調した。

 今回は京都議定書から、地球環境と私たちの暮らしについて考えていきましょう。

2.ワークシートのポイント

(1)二酸化炭素の量

 2004年3月末に刊行された『ののちゃんの自由研究(2)』(朝日新聞社)の中に、「ののちゃんの先生おしえて・『京都議定書』ってなに?」があります。図書館などで読んで参考にしましょう。藤原先生の説明は次のように説明しています。

「1997年、世界の国々が京都に集まった。そこで、二酸化炭素を出す量を今後、どれだけ減らすか決めた、それが、「京都議定書」なの。例えば日本は、2008年から2012年の間に、1990年のころと比べて6%減らすのが目標よ」。

(2)熱を閉じこめ「温室」に

 温室効果とは「地球から放出される赤外線の一部を大気中の水蒸気や二酸化炭素が吸収し、地球を温室のように温める」ことです。

http://www.nhk.or.jp/nankyoku-kids/base.html 地球調査隊ホームページ)

 二酸化炭素以外にどんなものがあるか調べてみましょう。

 二酸化炭素・CO2の排出量は国別ではアメリカが世界一です。日本はアメリカ、中国、ロシアに次いで世界第四位の排出国となっています。

(3)「地球温暖化」は世界が直面する共通課題

 桜の開花も早かった今年の春。地球は少しずつ暖かくなっていることは知っていますね。

 人間の生活は、昔と比べてたくさんの二酸化炭素をだすようになりました。「温室効果」が進み、その結果、北極や南極近くでは氷がとける。海水が増える。地球上の低い陸地は海に沈む。暑い地域はますます暑くなり、砂漠化が進む。

 私たちが便利さを求めれば求めるほど、地球の環境はどんどん悪くなっています。二酸化炭素の量をどうやって減らすか大きな課題です。

(4)身近にできる取り組みから

 『地球環境報告』(岩波新書)の中で、石弘之氏は地球環境の悪化を3つのタイプに分けています。第一としてあげられているのが「裕福な国の浪費」です。環境問題は地球レベルの重要課題ですが、私たち一人ひとりに関わる問題です。温暖化防止の方策は、即効性のあるものはありません。しかし、私たちが環境問題に関して自覚することでよい方向に進んでいくことは間違いありません。今、地球で起こっていることを知り、どうすれば温暖化防止につながるか考えましょう。

3.発展学習として

 京都議定書を着実に実施するため「地球温暖化対策推進本部」が平成9年12月19日に内閣に設置されました。

 http://www.kantei.go.jp/jp/singi/ondanka/ にアクセスして「地球温暖化対策推進大綱」や地球温暖化対策を読んでみましょう。

 全国地球温暖化防止活動推進センターのページ  http://www.jccca.org/ は「地球温暖化問題を知り、調べ、活動するためのサイト」です。

 まず、知ることからはじめましょう。

(大阪市立天王寺中学校・植田 恭子)

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