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竹島問題をめぐる社説3題(06年4月20・23・26日)

2006年04月28日

1.竹島問題

 島根県の沖合いに竹島という小さな島があります。韓国の人たちは独島(トクト)と呼ぶ島です。この島がどちらの国のかをめぐって、日本と韓国との関係がギクシャクしています。05年の3月、島根県議会が毎年2月22日を「竹島の日」と定めたことから、この小さな島をめぐる問題がクローズアップされてきました。ことの発端は何年前にさかのぼるのでしょう。50年、100年、もっと前までさかのぼってみる必要がありそうです。

 ところで、みなさんが使用している社会科の教科書の多くは、この竹島問題を取り上げていませんが、韓国の教科書(※)は、その点をしっかりと記しています。したがって、みなさんがこの竹島をめぐる問題を学ぶためには、どうしてもさまざまなメディアを活用する必要があります。今回の竹島問題の学習では、新聞を活用して学習するメリットを実感することができることでしょう。

(※)『韓国の中学校歴史教科書−中学校国定国史』三橋広夫訳 明石書店(2005)

2.ワークシートのポイント

(1)竹島の位置

 みなさんが学校で使用している地図帳を活用して、竹島の位置を確認してみましょう。地球上の位置は、緯度と経度で表すことができます。およそ、東経は何度で北緯は何度の地点でしょう。また、日本の領土である以上、竹島にも住所があるはずです。所属する県、市町村を確認しましょう。さらに、日本郵政公社のサイトで、郵便番号も検索してみましょう。

(2)竹島をめぐる歴史

 竹島に関係する基本的な歴史をまとめてみましょう。ポイントになる年は、まず1905年に行われた竹島の日本への編入と1954年から始まる韓国による占拠ということになりそうです。もちろんそれ以前からのかかわりもありますから、調べてみるとよいでしょう。

 韓国側はどのような歴史的事実を根拠にして、竹島の領有権を主張しているのでしょう。主張の食い違いを整理してみましょう。論点がかみ合えば、「国際司法裁判所」で決着をつける平和的な解決方法も見出せるはずです。

(参考)「竹島問題」『子どものニュースウイークリー』2006年版 読売新聞社会部編(中央公論新社)

(参考)「竹島(韓国名・独島)問題」『知恵蔵』2006年版(朝日新聞社)

http://www.pref.shimane.jp/section/takesima/take6.html 竹島年表(島根県)

http://www.mofat.go.kr/fe/e_a001/e_jpjp/e_jpjp_a05/1202747_21871.html 日本の独島侵奪史(韓国大使館)

(3)「韓国の新聞」では

 韓国の新聞は、この「竹島問題」をどのように報道しているのでしょうか。韓国の主要3紙は、日本語版のホームページを開設しています。なかなか過激な論調もあれば、抑制のきいた報道もなされています。ぜひ読み比べながら、韓国の人たちはこの問題をどのようにとらえているのかまとめてみましょう。さらに、最近の盧武鉉(ノ・ムヒョン)大統領や政府関係者の独島(トクト)に関係する発言にも注意してみましょう。

http://japanese.chosun.com/site/data/category/dokdo/dokdo-0.html 独島問題(朝鮮日報)

http://japan.donga.com/srv/service.php3?bicode=080000&biid=2006042671848 社説(東亜日報)

http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=74874&servcode=100§code=110 社説(中央日報)

http://www.mofat.go.kr/fe/e_a001/e_jpjp/e_jpjp_a05/1202698_21871.html 韓日関係についての大統領特別談話文(韓国大使館)

(4)「竹島問題」解決のための知恵

 今回は欲張って「竹島問題をめぐる社説3題」として、社説を三本紹介しました。中にはちょっと難しいことばもありますが、目を通してみると竹島問題として騒がれていることのなにが重要なポイントかが見えてきます。

 例えば、重なり合う「排他的経済水域(EEZ)」の問題(4月20日社説)、双方の領有権の主張に対する「緊張を避ける現実的な知恵」(4月23日社説)、盧武鉉大統領の「特別談話」の「危うさ」(4月26日社説)などが挙げられます。さて、みなさんはこれらの社説を読んで「竹島問題」の解決のためには、どのような知恵が必要だと考えますか。

http://www.asahi.com/special/060419/index.html 特集・竹島問題(asahi.com)

http://www.pressnet.or.jp/ メディアリンク(日本新聞協会)

3.発展学習として

 6月に国際水路機関会議がドイツで開かれる予定です。今回問題の発端となった竹島周辺の海底地形名を韓国名にする提案がなされるかどうか、各種の報道に注意してみましょう。ちょうどワールドカップの開催期間中でもあることから、意識していないと見過ごしてしまいます。

(藤沢市立大庭中学校・有馬 進一)

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