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歩いて10分、でもどんな子がいるの? 日朝両語で「名刺」作り交換 「こんにちは」 「アンニョンハシムニカ」 昨年七月、木下川(きねがわ)小学校の三人を、東京朝鮮第五初中級学校の朴希淑(パクヒスク)先生と三十二人の子どもたちが出迎えた。 木下川小は墨田区にあり、全校児童は約四十人。三年生はこの三人だけだ。 さっそく、手製の「名刺」を交換して自己紹介。名前、好きなスポーツやタレントを、日本語・朝鮮語を交えて書いた。朝鮮学校の印象を、辰也君は「すごくにぎやか」、未来(みき)君は「日本語を知らないと思っていたのに、知っていたからすごい」と感想文に書いた。 東京朝鮮第五初中級学校も墨田区にあり、日本の小中学校に当たる。全校で九学年約二百五十人。在日三、四世がほとんどで、朝鮮籍の子も、韓国籍の子もいる。日本で共生していくためにと、三年から週一―二回の社会科の時間に、日本の社会や歴史、在日の生活について学んでいる。スクールバスや電車で通う子が多く、一時間以上かかる子もいるため、学校周辺の人とふれ合う時間が少ない。 木下川小から歩いて十分ほどの距離にありながら、互いにどんな子たちがいるのか知らなかった。 木下川小のある町は皮革産業で知られ、全国の豚革の約七割を生産している。 二学期。運動会が終わったころから、合同学習は本格化した。まず、一緒にビデオを見た。豚を殺して肉やソーセージをつくる作業の記録映像。くい入るように見る子、目を背ける子と、反応はさまざまだった。 ソンス君は「命を大切に」という思いから、「生き物を食べ物にしたり、ランドセルや靴にしたりする人間は、とても残酷だと思う」と感想を話した。 これに対し、辰也君は「ぼくは残酷ではないと思います。なぜかというと、豚を殺す人は、ちゃんと仕事をしているから。『気持ち悪い』と言いながら、豚を食べるのはおかしいと思います」と言った。 朝鮮学校の子どもたちは、ハッとした様子だった。 「革はどうやって作るのだろう」と、教室を出て皮革工場を訪ねた。豚の原皮がなめされ、染められ、美しい革へと変わっていく。工員らが機械を操る手元を、子どもたちはじっと見つめた。最後に、出来上がったスエード革をもらった。 オンミさんは思った。「厚さをそろえる人も、形を整える人も、技術がないと出来ない」。ユヒャンさんも「革一枚に、いろいろな人の手がかかっているのが分かった。これからは革で出来たものを大切に使おう」。 一方で、朝鮮学校のある子は、面白半分に感想を書いた。「工場の中が臭いのに、どうして吐きそうにならないの。工場の人は鼻がつまっているの。だけど、革をもらってうれしかった。今度は、もっといろんな革がほしい」
皮革工場の悪口に言い返せず 朴先生は辰也君に聞いた。 「臭い」と言った子は、辰也君が一番仲良しになった子だった。「言い返したら、遊んでもらえないと思ったから」 「そんなことないよ」と、朝鮮学校の子どもたち。朴先生も「友だちだと思うなら、『間違っている』と言ってほしかった」。 辰也君のおばあちゃんは革工場で働いている。「今度友だちが革工場のことを悪く言ったら、その子にちゃんと注意します」
肉や皮を取る「と畜」は残酷? 二学期終了間近の十二月、学習中に出た疑問を調べ、意見を発表する会が開かれた。 出会ったころには、遠慮がちにしか言葉が出なかった子が、みんなの前ではっきりと話をしていた。雁部先生は手ごたえを感じていた。「自分たちで考え、調べ、やり遂げたという自信が、子どもたちを変えた」 学習を振り返って、エミさんは考えた。「初めは『残酷。気持ち悪い』なんて言っていたのに、今は逆だ。(と場の人たちに)『ごめんなさい』の気持ちでいっぱいです」 光瑠さんは書いた。「『なぜ朝鮮人が日本にいるのか』という発表を聞いて、『日本人はひどいことをしたな』と思った。もし、私が朝鮮人なら、『なんで差別するのだろう』と思います」 ソンジン君は「最初は木下川小の子と話さなかったのに、今はすごく仲良くしている」と書いた。この間の自分たちの変化に、ちょっと驚いている。
教師レベルの信頼築く | ||
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理学研究科などによると、数学、物理学、化学系の三専攻に朝大理学部を今春卒業した三人が出願。先月から今月にかけ実施されている試験を受けていた。入学は来春になる。 尾池和夫・理学研究科長(理学部長)は「本来は受験を申し込んだ個々人について学力などを判断すればよく、出身校を問題にするのはおかしい」と説明。募集要項の中で出願資格に挙げている「本研究科において、大学を卒業した者と同等以上の学力があると認めた者」の項を適用したという。こうした方針は七月に開いた研究科内の臨時会議で了承された。 文部省は「学校教育法一条の枠外の学校出身者は、国公私立大を問わず、基本的に大学や大学院の入学資格はない」との見解を取り続けている。一条では学校の範囲を小、中、高校、大学、高等専門学校などと規定。それ以外の「学校教育に類する教育を行うもの」は八三条で各種学校としている。 だが現在では公私立大の過半数が文部省の指導を無視し、朝鮮学校やインターナショナルスクールなど「一条校」枠外の外国人学校からの受験を認めている。大学院も、都立大などで朝大出身者の入学実績がある。 日本弁護士連合会は今年二月、外国人学校出身者に対する国立大の受験拒否などは「重大な人権侵害」だとして、政府に是正を勧告した。 の出場を目指している。 | ||
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中心になったのは、在日外国人女性の人権問題にかかわってきた「女性の家HELP(ヘルプ)」(東京都新宿区)。 東京のタイ大使館やタイ労働事務所の職員、両国の弁護士、日本の福祉事務所職員らが編集委員となり、離婚、出産や医療、労働上の問題を洗い出した。 「初めは、日本の法律の解説をタイ語に訳せばいいと思っていたが、タイ人スタッフから『生活習慣が違うのに、法律だけ言われても理解できない』と指摘され、かなり書き直した」とHELPの東海林路得子(るつこ)ディレクターは話す。 家族編、労働者編を各千部作った。日本人は一冊千円、タイ人は無料。申し込みはHELP(電話03・3368・8855=平日午前10時―午後5時)へ。 | ||
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