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■この記事を手がかりに.....学習のポイント
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記事と写真|学習のポイント|ワークシートバックナンバー


民話の里、思い複雑 電波少年ニセ河童騒動(遠野発)

    1.メディアリテラシーへ

     今回取り上げた記事が出る前に、「電波少年」については次のような2本の記事が掲載されていました。

     講演の鳩山氏をからかう歌 「電波少年」に抗議 民主党・主催大学

    (朝日新聞東京本社発行 11月6日付夕刊)

     日本テレビのバラエティー番組「電波少年に毛が生えた」が3日、明治学院大学(東京都港区)での鳩山由紀夫・民主党代表の講演会の最中、出演者に鳩山代表を揶揄(やゆ)するような歌を歌わせ、大学側から抗議を受けていたことがわかった。民主党も5日、同局に抗議文を送った。

     講演会は同大学園祭で開かれた。質疑応答の際、聴衆に紛れていた出演者の一人が、「鳩山代表を激励する歌を贈りたい」と申し出た。鳩山氏が了承したところ、番組内で「ママさんコーラス隊」と呼ばれる20人ほどの女性が舞台近くまで出てきて、替え歌2曲を歌った。学生の一部がこれに抗議。鳩山代表も不快感を示したという。

     大学側は直後に現場のスタッフに抗議したが、6日、改めて同局に対し「放映をすべきでない」旨などを記した申入書を出す。日本テレビ広報部は「正式な抗議が来たとは聞いていない」と話している。


     電波少年、今度はニセ河童騒動 芸人扮装、知らずに報道

    (朝日新聞東京本社発行 11月14日付朝刊)

     岩手県遠野市の河原で河童(かっぱ)が目撃されたという地元やテレビ局、スポーツ紙を巻き込んだ騒動があり、日本テレビ系のバラエティー番組「電波少年に毛が生えた」の自作自演だったことが、13日分かった。

     同局広報部によると、同市小烏瀬川周辺でお笑い芸人が河童の扮装をしてテント生活する企画で、8月上旬から約3カ月間潜んでいた。9月上旬に地元ケーブルテレビ局が目撃情報を紹介したが、さらに反響を広げようと、河童に扮装した姿を番組スタッフが写真に撮り、匿名で地元のマスコミなどに投書したという。

     先月、一部スポーツ紙が河童発見と大々的に報じ、その後、番組の「自作自演」と知らずに日本テレビや他局の情報番組も騒動を放送した。

     同番組は今月3日、鳩山由紀夫・民主党代表の講演に「ママさんコーラス隊」を飛び入り参加させ、同党の抗議を受けたばかり。


     これからの情報化時代には、新聞・雑誌・本・テレビ・インターネットなどのメディアリテラシーが求められることでしょう。メディアリテラシーとは「メディアの特性や社会的な意味を理解し、メディアが送り出す情報を『構成されたもの』として建設的に『批判』するとともに、自らの考えなどをメディアを使って表現し、社会に向けて効果的にコミュニケーションを図ることでメディア社会と積極的に付き合うための総合的な能力を指す」(菅谷明子『メディア・リテラシー』岩波新書、2000年)と考えます。

     「電波少年」からメディアリテラシーへ出発しましょう。

    2.ワークシートのポイント

    (1)「電波少年ニセ河童騒動」問題ありか問題なしか、討論してみましょう。

     まず、「電波少年ニセ河童騒動」に関する記事を読んでみましょう。11月16日に電波少年で放映された「ロマンチックを忘れないで」という経緯を見ている子どももいることでしょう。記事に掲載された立場の異なる人の意見を読み取り、問題ありか問題なしか、討論してみましょう。私が担任している4年生の子どもたちも記事と放映されたビデオをもとに討論を行いました。

     「民話のふるさと」遠野について調べるとより深い討論ができるでしょう。

    (2)新聞記事からメディアの特性、社会的な意味、問題点について考えてみましょう。

     メディアの特性、社会的な意味、問題点については新聞記事から考えることができます。メディアを検証する記事や多方面からの意見を載せています。最近の例をあげてみましょう。

     ●10月25日平壌市内で行われた、横田めぐみさんの娘、キム・ヘギョンさんとのインタビューを「朝日新聞」「毎日新聞」フジテレビが報道。「朝日新聞」は10月26日に掲載しました。10月29日朝刊には「波紋広げた会見」と報道したことの検証記事を載せています。インタビューの報道が適切であったかが問われました。

     ●11月15日発売の週刊誌「週刊金曜日」が、北朝鮮の拉致被害者曽我ひとみさんの平壌に滞在している夫のジェンキンスさんと娘のブリンダさん、美花さんへのインタビュー記事を掲載しました。「朝日新聞」はこの件を11月14日の朝刊と夕刊で掲載しました。「週刊金曜日」の報道が適切であったかが問われました。

     ●11月3日、イギリスの日曜タブロイド(大衆紙)「ニューズ・オブ・ワールド」は、ベッカム選手の妻と2人の子どもを誘拐し身代金を奪う計画を立てていたグループに記者を潜入させるおとり取材をしたことを報道しました。「朝日新聞」はこの件を「正義?強引?おとり取材」という見出しで、11月23日の朝刊に掲載しました。おとり取材が適切なのかが問われます。

     ●11月30日「朝日新聞」朝刊、「私の視点」に、東邦大学医学部教授(臨床検査医学)の「メディア危険潜むTVの健康情報」が掲載されました。娯楽番組では医療上問題になりそうな健康情報が目立つという視点です。健康ブームでのTV番組の在り方を考えさせてくれます。

    (3)メディアと向き合う方法を実践してみましょう。

     メディアとどう向き合ったらいいのでしょうか。いくつかのヒントを提供します。

     ●メディアを比べる
     新聞を読み比べる、テレビ番組を比べてみる、ホームページを読み比べる、雑誌を読み比べる、新聞とテレビを比べるなど、メディアを読み比べることが大切です。1つのニュースでもちがう視点で見ることができます。

     ●メディアを追いかける
     新聞での報道、テレビでの報道、ホームページでの報道、雑誌での報道を追いかけることが大切です。事実がより明らかになってきます。

     ●メディアのまちがいに目を向ける
     新聞には「訂正」「おわび」が掲載されることがあります。また、メディアの検証記事が載ることがあります。そのような記事に目を向けてみましょう。まちがいをきちんと提供できる、検証できるメディアが信頼されるでしょう。

     ●メディアを家族で親しむ
     家族で新聞を読んだり、テレビを見たり、ホームページを読んだりしてみましょう。年齢が異なる人とのコミュニケーションが重要です。

     ●メディアの記者と話し合う
     NIE(教育に新聞を)の運動では、新聞記者と子どもとのコミュニケーションを積極的に行っています。新聞社に依頼して記者と話し合いの機会をつくりましょう。

    (4)自分の考え、取材をメディアで表現してみましょう。

     「朝日新聞」11月28日朝刊に「地方で広がる『視聴者制作』 テレビ文化多様化に道」という見出しで、視聴者がテレビ番組の制作に参加し、映像に込められた意図を学ぶ動きが広がっていることを報道しています。NIEでは、自分の考えを投書欄に投稿することや子どもが記者になって記事をつくり実際の新聞で発信していく試みが行われています。また、ホームページで自分の考えを表現する子どもも増えています。メディアで表現することによりメディアの在り方をより深く考えることができます。



    (聖心女子学院初等科・岸尾 祐二)





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