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NIE「ののちゃんのDO科学」

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カニ缶の中の紙包みなぜ?

茨城県・遠藤諭さん(小2)からの質問

イラスト

  

 ◇ののちゃん このあいだカニの缶詰(かんづめ)を食べたよ。カニ肉(にく)が紙に包(つつ)んであったけど、どうしてかな。

 ◆藤原先生 カニ肉の変色(へんしょく)を防(ふせ)ぐためよ。缶の材料(ざいりょう)の鉄(てつ)に触(ふ)れると、肉の表面(ひょうめん)にごまのような黒い点ができて、見た目が悪くなっちゃう。だから缶と肉を紙で仕切(しき)って、直接(ちょくせつ)くっつかないようにしてあるの。

 ◇ののちゃん どうして肉が黒くなるの?

 ◆先生 缶詰は、空気(くうき)が入らないように注意(ちゅうい)しながら缶に材料を詰めて100度以上に加熱(かねつ)してばい菌(きん)などを殺(ころ)してあるの。だから長い期間(きかん)腐(くさ)らずに保存(ほぞん)できるんだけど、加熱のとき、肉の中にあるイオウという物質(ぶっしつ)がしみ出てきて、鉄とくっついて黒くなるのよ。

 ◇ののちゃん 牛肉(ぎゅうにく)や魚(さかな)の缶詰には紙がないよね。カニだけの問題なの?

 ◆先生 イオウは動物の肉にたくさん入っているの。だから、果物(くだもの)は変色しないけど、牛肉や魚は同じように黒くなるわ。食べても問題ないので材料が牛肉など濃(こ)い色のものには紙を使う必要(ひつよう)がなかったの。本当(ほんとう)は、今の缶は表面から鉄が出てこないように工夫(くふう)されているので、紙はいらないかもしれないの。ただイメージがいいからカニ缶にはまだ紙が入れてあるし、ホタテやエビなど、肉の色が白いほかの缶詰でも紙を使っていることがあるわ。

 ◇ののちゃん うまいこと考えたもんだね。

 ◆先生 1900年ごろに北海道の缶詰業者(ぎょうしゃ)が発明(はつめい)した方法(ほうほう)なのよ。水を通さない硫酸紙(りゅうさんし)という紙をドイツから輸入(ゆにゅう)して、肉と缶を完全(かんぜん)に仕切るようにしたのが成功(せいこう)の秘密(ひみつ)。見た目がいいので輸出(ゆしゅつ)もされるようになったわ。

 ◇ののちゃん そもそも、缶詰はだれが発明したの。

 ◆先生 1804年にフランス人が発明したビン詰めが原型(げんけい)とされているわ。皇帝(こうてい)のナポレオンが、軍隊(ぐんたい)が持ち歩いても腐らない食品(しょくひん)を募集(ぼしゅう)した時に出たアイデアで、賞金(しょうきん)をたくさんもらったそうよ。その後数年で、割(わ)れにくい缶にも食べ物を詰めるようになったの。

 ◇ののちゃん カレーなんかのレトルト食品は?

 ◆先生 50年ほど前にアメリカ軍が発明したの。空気が全く入らない特別な袋(ふくろ)に入れてあって、かさばらず持ち運びやすいわ。

 ◇ののちゃん 缶詰には賞味期限(しょうみきげん)が書いてあるよね。

 ◆先生 おいしく食べられる期限という意味(いみ)よ。腐らずに保存できるといっても、食べ物は少しずつ変化(へんか)して、歯(は)ごたえがなくなったり、おいしい成分(せいぶん)が減(へ)ったりするの。それにあまり長く保存していると缶がさびて穴(あな)が開(あ)くかもしれないわ。おいしい賞味期限のうちに食べるべきね。

(取材協力=日本缶詰協会専務理事・増田寛行さん、構成=長野剛)

(朝日新聞社発行 1月22日付be)

◇調べてみよう

(1)缶詰やレトルトのほかにも、食べ物を保存する工夫はいろいろあるよ。お店などで探(さが)してみよう。 (2)サバやトウモロコシなど、材料によっては生よりも缶詰の方が安いことがある。作っている場所や運送(うんそう)方法を調べ、理由(りゆう)を考えてみよう。


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