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NIE「ののちゃんのDO科学」

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センサーライトなぜ光る

東京都・小出容子(小1)の質問

イラスト

  

 ◇ののちゃん わっ! 先生の家の玄関(げんかん)に近づくと、ライトが勝手(かって)に光った。

 ◆藤原先生 センサーライトっていうライトを付けたの。人が来ると足元(あしもと)を照(て)らしてくれるし、泥棒(どろぼう)よけにもなるので便利(べんり)ね。人を検知(けんち)する人感(じんかん)センサーという素子(そし)を使って、ライトのスイッチが入るの。

 ◇ののちゃん センサーはどうして人が分かるの?

 ◆先生 赤外線(せきがいせん)に反応(はんのう)しているのよ。赤外線は電波(でんぱ)のような波(なみ)の一種(いっしゅ)で、熱(ねつ)があるものなら、どんなものからでも出ているわ。人間は体温(たいおん)があるから、やはり赤外線が出るの。センサーは赤外線を吸収(きゅうしゅう)すると、中の特殊(とくしゅ)な材料(ざいりょう)が変化(へんか)して電圧(でんあつ)が発生(はっせい)するのよ。電圧が上昇(じょうしょう)すると、スイッチがはいるようになっているの。

 ◇ののちゃん 温(あたた)かければ何でも反応するの?

 ◆先生 センサーの中には、感じる部分が二つあって、どちらかが反応すれば、熱を持った何かが動いていると判断(はんだん)するの。同時に反応するときは、気温(きおん)が上昇しているとみるのよ。だから、真正面(ましょうめん)から人が近づくと、同時の反応だから温度(おんど)が上がったと勘違(かんちが)いしてしまうこともあるわ。

 ◇ののちゃん 弱点(じゃくてん)があるんだ。

 ◆先生 人が来そうな方向からみて、ちょっと斜(なな)めになるように取り付け方を工夫(くふう)するといいわ。それより、ネコや犬などの動物(どうぶつ)や、車みたいに熱を出すものが近くを通(とお)っても、反応してしまうところが弱点よ。

 ◇ののちゃん みんな同じ仕組みなのかな?

 ◆先生 赤外線のランプで照(て)らして、反射(はんしゃ)してきた赤外線を検知する方式のものもあるわ。でも、狭(せま)い場所だけを監視(かんし)する特殊(とくしゅ)な用途(ようと)向けね。

 ◇ののちゃん ほかにどんな工夫があるの。

 ◆先生 普通(ふつう)の光に反応する別のセンサーもついていて、明るい昼間(ひるま)は動かないようになっているわ。感知(かんち)できる範囲(はんい)は、だいたい10メートル程度(ていど)までだけど、特殊なものは100メートル先のものも見つけられるのよ。

 ◇ののちゃん へえーすごいな。最近は、こういうライトをあちこちで見るよ。

 ◆先生 去年(きょねん)は国内(こくない)で150万台が売れたんですって。センサーとライトを一緒(いっしょ)にした製品(せいひん)は20年ぐらい前に登場して、いまでは安くなったこともあってふつうの家庭(かてい)でも使われているわね。カメラ付きもあって、近づいた人の姿(すがた)を記録(きろく)する製品もあるのよ。ライト以外の電気製品にも使われるようになり、人がいる方向(ほうこう)に風がいくエアコンができているわ。老人(ろうじん)ホームでお年寄(としよ)りがきちんと活動(かつどう)できているかどうかをチェックするのにも活用(かつよう)されているそうよ。

(取材協力=オプテックス、坂田憲史東京営業所長、構成=服部桂)

(朝日新聞社発行 5月21日付be)

◇調べてみよう

(1)赤外線を使ったセンサー以外にも、いろんなセンサーがあるよ。どんなものがあるか調べてみよう。
(2)火事や泥棒から家や建物(たてもの)を守るための道具(どうぐ)には、どんな種類(しゅるい)があって、どう使われているのかな。


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