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NIE「ののちゃんのDO科学」

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缶にはどんな種類あるの?

千葉県・鈴木薫さん(小6)からの質問

2007年02月14日

写真  

 ◇ののちゃん ジュースの缶(かん)で磁石(じしゃく)がくっつくのと、くっつかないのがあるんだけど、どうしてかな。

 ◆藤原先生 よく気(き)づいたわね。磁石がつく缶は鉄(てつ)でできているの。つかないのは1円玉(えんだま)と同(おな)じアルミニウムでできているのよ。磁石がつく缶にはスチールと丸(まる)い印(しるし)が、つかないほうにはアルミと三角(さんかく)の印が印刷(いんさつ)されているわ。こんど、見(み)てみるといいわね。

 ◇ののちゃん どうして2種類(しゅるい)あるの。

 ◆先生 食(た)べ物(もの)の缶詰(かんづめ)ができたのは1810年(ねん)。そのころあった材料(ざいりょう)の中(なか)で、丈夫(じょうぶ)で安(やす)くて安全(あんぜん)な鉄が選(えら)ばれたの。鉄だけだとさびやすいから表面(ひょうめん)をスズでおおったブリキが使(つか)われたわ。アルミはまだ金属(きんぞく)として発見(はっけん)されたばかりだったの。

 ◇ののちゃん へえー。

 ◆先生 アルミ缶が登場(とうじょう)するのは1955年ごろ。同じ重(おも)さだったら、アルミは鉄よりずっと高(たか)いけど、やわらかくて加工(かこう)しやすいから、薄(うす)くして使うことができるの。スチール缶の厚(あつ)さは0.2ミリ、アルミ缶は0.1ミリよ。作(つく)り方(かた)は図(ず)のように大(おお)きく二(ふた)つの方法(ほうほう)があるわ。アルミ缶は、コップを引(ひ)き伸(の)ばすようにつくるのが一般的(いっぱんてき)ね。

 ◇ののちゃん ジュースはいつ入(い)れるの?

 ◆先生 図をみると、上(うえ)のふたがないわね。このあと、中身(なかみ)を入れてから、ふたをはめるのよ。

 ◇ののちゃん コーラの缶は軽(かる)くてつぶれやすいよ。

 ◆先生 それがアルミ缶。コーラの缶をあけるとプシュッとガスのぬける音(おと)がするでしょう。炭酸飲料(たんさんいんりょう)っていうんだけど、二酸化炭素(にさんかたんそ)が溶(と)けていて、中から圧力(あつりょく)がかかっているの。アルミ缶は、自動販売機(じどうはんばいき)の中で落(お)ちたときにゆがまないように、内側(うちがわ)から圧力がかかるものが入れてあるの。底(そこ)が丸くへこんでいるのは圧力で出(で)っぱらないためよ。

 ◇ののちゃん 普通(ふつう)のコーヒーやお茶(ちゃ)の缶は硬(かた)いね。

 ◆先生 スチール缶だからよ。空気(くうき)に含(ふく)まれる酸素(さんそ)で中身がいたむといけないから、空気を抜(ぬ)いて圧力を低(ひく)くしているの。だから硬くないとだめ。缶のふたをしめる前(まえ)に温(あたた)めた飲(の)み物をいれて、水蒸気(すいじょうき)で空気を追(お)いだすの。炭酸飲料のときは、二酸化炭素が空気を追いだしてくれるわ。

 ◇ののちゃん 炭酸飲料でもスチールを使うの?

 ◆先生 いまはアルミのように薄くする技術(ぎじゅつ)があるけど、確(たし)かに少(すく)ないわね。逆(ぎゃく)に、最近(さいきん)はコーヒーでも、アルミ缶に窒素(ちっそ)ガスをいれて、つぶれないようにしているものもあるわ。空気の8割(わり)は窒素。害(がい)はないし、味(あじ)もにおいもないのよ。

(取材協力=日本製缶協会専務理事・松崎克彦さん、東洋製缶マーケティング部・児玉剛さん、キリンビバレッジロジスティクス本部技術部担当部長・東貴夫さん、構成=鍛治信太郎)

(朝日新聞社発行 2月11日付be)


◇調べてみよう

(1)いろいろな飲み物でどちらの缶か確かめよう。
(2)スチール缶の栓(せん)をあける前と後(あと)では、どちらが硬いかな?
(3)スチール缶にもアルミでできている場所(ばしょ)があるよ。磁石や、やわらかさでさがしてみよう。

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