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NIE「ののちゃんのDO科学」

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ほくろはなぜできるの?

福岡県・山本千晶さん(小5)ほかからの質問

2007年04月23日

写真  

 ◇ののちゃん 私(わたし)、こんなところに、ほくろあったかなあ。

 ◆藤原先生 ほくろって、生(う)まれたころにはほとんどないけれど、3、4歳(さい)のころいっぺんに増(ふ)えて、そのあとは数(かず)はあまり変(か)わらないそうよ。

 ◇ののちゃん ほくろってどうしてできるの。

 ◆先生 ほくろのもとになる細胞(さいぼう)があって、それがメラニンという黒(くろ)い粒(つぶ)をたくさん作(つく)ってため込(こ)むからなの。その細胞が集(あつ)まって黒く見(み)えるの。

 ◇ののちゃん メラニンってなに?

 ◆先生 小(ちい)さな黒い粒で、肌(はだ)の色(いろ)のもとになったり、太陽(たいよう)の光(ひかり)の成分(せいぶん)が体(からだ)に悪(わる)いことをするのを防(ふせ)いだりしてくれるの。これを作る細胞の多(おお)くはメラニンを外(そと)に吐(は)き出(だ)しているけれど、ほくろのもとの細胞は逆(ぎゃく)にためこんでいるの。だから、ほくろは別(べつ)に無(な)くてもこまらないんじゃないかって。

 ◇ののちゃん ほくろが多い人(ひと)もいるみたいだけど。

 ◆先生 1人500個(こ)ぐらいあるともいわれるけど、人によって数の違(ちが)いは大(おお)きいようね。体質(たいしつ)によって差(さ)があるんじゃないかと言(い)われているけど、多い人と少(すく)ない人がいる理由(りゆう)ははっきりわかっていないそうよ。

 ◇ののちゃん ここにあるほくろは、少(すこ)し青(あお)っぽく見えるけど。

 ◆先生 体の表面(ひょうめん)からどのくらい深(ふか)いところにほくろができるかによって、見え方(かた)が違うみたいね。皮膚(ひふ)は、表面から0.1〜0.6ミリぐらいを表皮(ひょうひ)、その下(した)を真皮(しんぴ)というんだけど、表皮と真皮の境目(さかいめ)ぐらいにできるときと、もっと深くにできるときがあるの。深くにできると青っぽい色に見えるわ。

 ◇ののちゃん おかあさんが、しみが増えたって嘆(なげ)いていたけど、しみやそばかすとほくろは違うの?

 ◆先生 しみは、淡(あわ)い褐色(かっしょく)の斑点(はんてん)で、30歳以上(いじょう)の女(おんな)の人に出(で)やすいもの。こまるわね。そばかすは3ミリくらいの円(えん)か、楕円(だえん)の褐色の斑点で、5歳くらいから出てくるの。思春期(ししゅんき)に一番(いちばん)はっきり出てきて、それからはだんだん色が薄(うす)くなるそうよ。ほくろと、しみ、そばかすはもとになる細胞が違うそうよ。

 ◇ののちゃん ほくろのように見えて悪い病気(びょうき)のときもあると聞(き)いたよ。

 ◆先生 何万人(なんまんにん)に1人というようなごくまれな病気だから、あまり心配(しんぱい)しないでいいのよ。「こんなときは注意(ちゅうい)しておこう」=図=のすべての点があてはまるほくろのときや、「色が2色以上」で血(ち)の色がある場合(ばあい)は、皮膚科(か)のお医者(いしゃ)さんに相談(そうだん)したほうがいいみたい。あてはまるのが一つ二つなら、変化(へんか)していないか2週間(しゅうかん)に一度(ど)ぐらい確(たし)かめておくといいそうよ。

(協力=山口裕史(やまぐち・ゆうじ)・大阪大学医学部講師、構成=添田孝史)

(朝日新聞社発行 4月22日付be)


◇調べてみよう

(1)どんなところにほくろが多いかな。顔(かお)や腕(うで)など日(ひ)に当(あ)たるところと、それ以外(いがい)のところで違うかどうかみてみよう。
(2)どんな形(かたち)や色のほくろがあるかな。表面の様子(ようす)はどうだろう。

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