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NIE「ののちゃんのDO科学」

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レモンティーの色 なぜ薄い?

埼玉県・宮原麻希さん(13)からの質問

2007年05月29日

イラスト  

 ◇ののちゃん 母(はは)の日(ひ)にケーキを買(か)って、お母(かあ)さんに紅茶(こうちゃ)をいれてあげたの。レモンティーにしたら、紅茶の色(いろ)が薄(うす)くなってびっくりしちゃった。

 ◆藤原先生 紅茶が赤(あか)いのは、お茶の葉(は)を発酵(はっこう)させてつくるからよ。発酵するうちに葉に含(ふく)まれるカテキンが酸化(さんか)して、二(ふた)つくっついてテアフラビンという物質(ぶっしつ)ができるの。これが赤い色のもとになるのよ。

 ◇ののちゃん なんだか難(むずか)しいなあ。それとレモンが、どう関係(かんけい)してるの?

 ◆先生 テアフラビンは紅茶が中性(ちゅうせい)のときは赤くて、酸性(さんせい)が強くなっていくとだんだん色が薄くなるわ。レモンのクエン酸が紅茶を酸性にするから、レモンティーは色が薄いのね。

 ◇ののちゃん へえー。でも、色が薄すぎる紅茶は、あまりおいしそうじゃないよ。

 ◆先生 紅茶そのものの香(かお)りと味(あじ)を楽(たの)しむため、最近(さいきん)はレモンを入(い)れない人(ひと)が圧倒的(あっとうてき)に多(おお)いそうよ。入れる場合(ばあい)は、さっと紅茶にくぐらせるくらいで取(と)り出(だ)してね。色が薄くなりすぎず、ほのかにレモンが香るわ。つぶしちゃだめよ、酸(す)っぱくなっちゃうから。

 ◇ののちゃん 母の日の紅茶を冷蔵庫(れいぞうこ)で冷(ひ)やしたら、白(しろ)く濁(にご)っちゃったよ。

 ◆先生 クリームダウンとかミルクダウンとよばれるものね。紅茶がゆっくり冷(さ)めるとタンニンとカフェインがくっついて、水(みず)に溶(と)けにくくなっちゃうの。体(からだ)に害(がい)はないけど、おいしそうには見(み)えないわね。

 ◇ののちゃん お店(みせ)のアイスティーは濁ってないよ。

 ◆先生 一気(いっき)に冷やして温度(おんど)を一定(いってい)に保(たも)つのがこつ。おもなつくり方(かた)は三(みっ)つあるわ。ふだんの倍(ばい)の濃(こ)さで紅茶をいれ、熱(あつ)いうちに氷(こおり)たっぷりのグラスに注(そそ)いで急冷(きゅうれい)するのが一番(いちばん)ね。風味(ふうみ)が損(そこ)なわれないの。濃い紅茶を大量(たいりょう)の氷に通(とお)してさっと冷まし、すぐに氷を取り除(のぞ)けば、常温(じょうおん)で半日(はんにち)もつわ。冷蔵庫で冷やすと濁るから、飲(の)む時に氷で冷やしてね。がぶ飲み用(よう)なら、多めのティーバッグで濃い紅茶をいれ、水で薄めて常温にした後(あと)で、冷蔵庫で冷やすといいわ。甘(あま)いのが好(す)きなら、どのつくり方でも熱いうちにグラニュー糖(とう)を入れてね。

 ◇ののちゃん ペットボトルの紅茶はどうしてるのかな?

 ◆先生 飲料(いんりょう)メーカーは、タンナーゼという酵素(こうそ)を使(つか)ってタンニンとカフェインを切(き)り離(はな)し、クリームダウンを防(ふせ)いでいるわ。

 ◇ののちゃん 紅茶っていろんな色になるんだね。

 ◆先生 鉄(てつ)がタンニンとくっつくと、紅茶が黒(くろ)くなっちゃうのよ。だから、鉄のポットで紅茶を入れないでね。蜂蜜(はちみつ)を垂(た)らすと紅茶が黒くなるのも、蜂蜜の鉄分(てつぶん)のせいなんだって。

(取材協力=日本紅茶協会・清水元(はじめ)専務理事、浅井裕子マネジャー、構成=村山知博)

(朝日新聞社発行 5月27日付be)


◇調べてみよう

(1)世界(せかい)のいろんな種類(しゅるい)の紅茶の名前(なまえ)をあげてみよう。
(2)日本(にほん)は、どんな国々(くにぐに)から紅茶を輸入(ゆにゅう)してるかな。
(3)ミルクティーとレモンティーのほかに、どんな飲み方があるかな。

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