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NIE「ののちゃんのDO科学」

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双子はおなかでどう育つの?

三重県・花井たばささん(10)からの質問

2007年08月29日

イラスト  

 ◇ののちゃん あ〜あ、弟(おとうと)か妹(いもうと)がいたらなあ。双子(ふたご)だったら、一度(いちど)にきょうだいも増(ふ)えるよね。

 ◆藤原先生 そうね。

 ◇ののちゃん 赤(あか)ちゃんはお母(かあ)さんのおなかの中(なか)でどうやって大(おお)きくなるの?

 ◆先生 ふつう、赤ちゃんは、おなかの中にある子宮(しきゅう)というところで10カ月間(げつかん)、過(す)ごしてから生(う)まれてくるの。子宮の壁(かべ)には胎盤(たいばん)というところがあって、そこから伸(の)びているへその緒(お)を通(とお)してお母さんから栄養(えいよう)をいっぱいもらって、赤ちゃんは大きくなるのよ。

 ◇ののちゃん 双子も同(おな)じなの?

 ◆先生 双子でも三(み)つ子でも、へその緒を通して栄養をもらうのは同じ。へその緒は赤ちゃんの数(かず)だけあるの。ただ、栄養を赤ちゃんに送(おく)ったり、老廃物(ろうはいぶつ)を集(あつ)めたりする胎盤は、一(ひと)つの場合(ばあい)も二(ふた)つの場合もあるの。

 ◇ののちゃん ええっ。どういうこと?

 ◆先生 図(ず)を見(み)て。お母さんのおなかには、受精卵(じゅせいらん)と呼(よ)ばれる小(ちい)さな細胞(さいぼう)があって、これが赤ちゃんに育(そだ)つの。双子には、受精卵が二つあって双子になる二卵性(にらんせい)と、一つの受精卵が二つに分(わ)かれて双子になる一卵性(いちらんせい)とがあるわ。

 ◇ののちゃん へえ―。

 ◆先生 二卵性の場合は、赤ちゃんを包(つつ)む袋(ふくろ)も胎盤も二つずつあるけど、一卵性の場合は、受精卵が二つに分かれるタイミングによっていろいろな組(く)み合(あ)わせがあるの。

 ◇ののちゃん たとえば?

 ◆先生 一番多(いちばんおお)いのは、袋が二つで胎盤が一つ、というパターン。全体(ぜんたい)の70〜75%を占(し)めているそうよ。ほかに、袋も胎盤も一つの場合も、少(すく)ないけれどあるのよ。

 ◇ののちゃん 双子ってみんなそっくりなの?

 ◆先生 一卵性は似(に)ていることが多いようね。でも、二卵性は、似ていたり、似ていなかったり、いろいろなの。ただ、男(おとこ)の子(こ)と女(おんな)の子の組み合わせになるのは二卵性だけよ。

 ◇ののちゃん そうなんだ。おなかの中ではどんな格好(かっこう)しているのかな。

 ◆先生 赤ちゃんの多くは大きくなると、頭(あたま)が下(した)にくる逆立(さかだち)の格好でおなかにいることが多いの。頭が上(うえ)でおしりが下に向(む)くと逆子(さかご)と言(い)うのよ。

 ◇ののちゃん なんか、ふつうと感覚(かんかく)が逆(ぎゃく)だね。双子も同じ?

 ◆先生 そうよ。2人とも逆立ちしていることが多いけど、1人が逆子だったり、横(よこ)を向いていたりすることもあるんですって。

 ◇ののちゃん そういえば、私(わたし)、口(くち)から生まれてきた、って言われたことがある。そんなことあるの?

 ◆先生 えっ。それは「おしゃべり」っていうことのたとえでしょ。

(取材協力=慶応大学医学部産婦人科・田中守講師、構成=竹石涼子)

(朝日新聞社発行 8月26日付be)


◇調べてみよう

(1)自分(じぶん)が赤ちゃんだった頃(ころ)のことを家族(かぞく)に聞(き)いてみよう。どんな赤ちゃんだったのかな? (2)生まれた時(とき)の身長(しんちょう)や体重(たいじゅう)の記録(きろく)、へその緒は残(のこ)っているかな? (3)人間(にんげん)の体(からだ)は何個(なんこ)の細胞でできているのか、図鑑(ずかん)などで調(しら)べよう。

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