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◆1.台所にも科学がいっぱい
もうすぐ冬休みですね。2003年の今年の漢字は「虎」に決まりました。あなたにとってこの一年はどんな年でしたか。来年は明るい話題が多い年にしたいですね。
ところで「すす払い」という言葉を知っていますか。「すすやほこりを払って、家の中をきれいにすること」(『新選国語辞典』小学館)です。掃除用具の代表選手が「はたき」や「ほうき」から「掃除機」「モップ」に代わったので「すす払い」は懐かしい響きの言葉になってしまいました。
今回は「台所にも科学がいっぱい」ということを学んで、暮れの大掃除を家族で協力して楽しんでやりましょう。
◆2.ワークシートのポイント
(1)メラニンフォームとは
聞きなれない言葉ですね。知らない人に教えてあげましょう。記事を参考にして、メラニンフォームとはどんな性質をもっているか、どんな特徴があるのか、どのように利用されているか、どんな素材なのかをまとめてみましょう。
また、人体への影響はどうなのか、使用上、どんな注意が必要か。図表、矢印などを使って一枚の画用紙にまとめ、ポスターセッションしてみても面白いですね。
(2)汚れを落とすとは
汚れを落とす働きをするのは「界面活性剤」といいます。「界面」とは水、布、汚れ、洗剤のぞれぞれの境目のことです。汚れが落ちるのは洗剤の中の「界面活性剤」が汚れをつつみこみ、布から離れていくことによります。汚れのまわりをすっかり包みこんでしまうので、汚れがまたついてしまうということはありません。
「界面活性剤」は、牛乳やマヨネーズなどいろいろなところで力を発揮しています。
詳しく調べてみましょう。
(3)せっけんと合成洗剤はどう違う?
童謡「シャボン玉とんだ 屋根までとんだ♪」のシャボンはポルトガル語のせっけんを意味する「サボン」が語源です。「サボン」は「サボン草」という昔ヨーロッパで洗濯に用いられていた草のことです。
せっけんが油脂を原料にしているのに対して、合成洗剤は主に石油を原料にしています。せっけんはアルカリ性、合成洗剤の一種の中性洗剤は中性です。
いずれにしても環境にどのような影響を及ぼすかは大切です。考えてみましょう。
(4)化学ぞうきんの不思議
ぞうきんは水でぬらした布で汚れをとりますが、化学ぞうきんは「蒸発しにくい石油系の油を綿ひもにしみこませ、水の代わりをさせたもの」で「油には汚れのふきとり効果を高める少量の界面活性剤を加えてあり、細菌やかびの増殖を抑える薬剤も加えてあります」。(『身の回りの「?」を探る−物質の変化を中心にして−』小島義博・今井清幸・中村八平著 研成社)
便利なものですが、使う前に、化学ぞうきんの薬剤の成分などについて調べてみましょう。
◆3.発展学習として
「汚れをとる」をキーワードにして考えてみるだけで、科学との出会いがたくさんありましたね。洗剤以外にも漂白剤、脱臭剤など台所で活躍しているものがたくさんあります。品質や成分表示について調べてみましょう。
身のまわりの「?」と、たくさん出会える冬休みでありますように。なぜ?という科学の疑問が生まれたら、ののちゃんにお便りくださいね。お待ちしています。
(大阪市立天王寺中学校・植田 恭子)
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