1.「食」を考えよう
私が健康を維持するのに一日に必要なカロリーは1750Kcalです。あなたに必要な一日のカロリーを知っていますか。
「カロリー」って何でしょう。「カロリーが高い」とか「低カロリー」という言葉をよく耳にしますね。藤原先生がカロリーとは熱量の単位であると説明していますが、今回は「カロリー」から「食」について考えていくことにしましょう。
2.ワークシートのポイント
(1)カロリー計算
ののちゃんの説明を参考にしてカロリー計算をしてみましょう。お菓子の袋をよく見ると、「栄養成分表」というのが書いてありますね。たとえば「一枚(標準13.5g)あたり 熱量 72Kcal たんぱく質 0.97グラム ……」
この熱量の部分がカロリーです。「○○あたり」は「一袋あたり」「100グラムあたり」「一枚あたり」とさまざまですので注意しましょう。
(2)栄養成分
健康な生活を送るために、バランスのとれた食事は大切です。食品の栄養成分を知っておくことが、バランスのよい食生活につながっていきますね。科学技術庁資源調査会編 「五訂日本食品標準成分表」を参考にしてあなたのある日の食事のおもな食品について栄養成分を調べてみましょう。
簡単な操作で食品の栄養成分情報を取り出すことのできるシステムもありますので活用してみましょう。
すぐわかる栄養成分ナビゲーター http://www.glico.co.jp/navi/index.htm
(3)日本人の食
「高たんぱく、低カロリー」とわれる日本人の食がどのようにして生まれてきたのかを調べてみましょう。水田耕作の伝来以来、米を中心とした食生活でした。文明開化とともにもたらされた新しい食品でどのように食生活が変化したかなど、日本の食の歴史を調べることが日本の文化を理解することにつながりますし、健康な食生活を考えるきっかけにもなるでしょう。
『日本人は何を食べてきたのか』(永山久夫著 プレイブックス 青春出版社)
『江戸っ子は何を食べていたか』(大久保洋子著 プレイブックス 青春出版社)
(4)食の情報
人の営みに必要不可欠なのが「食」であることはいうまでもありません。食の歴史について調べてみましょう。「食育」ということばも耳にしたことがあるかと思います。
「食」に関するさまざまな情報を読んで、「食」とは何かを考えていきましょう。
『世界地図から食の歴史を読む方法』(辻原康夫著 KAWADE夢新書)
『心の病は食事で治す』(生田哲著 PHP新書)
『賢い食べ物は免疫力を上げる』(上野川修一著 講談社プラスアルファ新書)
3.発展学習として
江戸時代の儒家、貝原益軒が著した『養生訓』を読んでみよう。食生活を見直すきっかけになるかもしれませんね。
『養生訓に学ぶ』(立川昭二著 PHP新書)はわかりやすく解説してくれています。
2005年2月11日に料理研究家の栗原はるみさんが「料理本のアカデミー賞」といわれる「グルマン世界料理本大賞」の2004年ベスト料理本を日本人ではじめて受賞しました。
最近の料理の本は、栗原さんの本をはじめカロリーをはじめ栄養バランスがわかる楽しいものが多いですね。バランスを考えたメニュー作りに挑戦しましょう。
(大阪市立天王寺中学校・植田 恭子)