1.五感センサーを持つ私たちのからだ
私たちの体は五感で周りの状態を感知できるようになっています。目・耳・鼻・舌・皮膚が、それぞれ別々の機能をもった高性能のセンサーです。しかも、感知した情報を総合して判断するネットワーク機能までもっています。ネコや犬と人間を見まちがえることはありません。ましてや、車とカン違いすることもないでしょう。
センサーは、人間に代わってさまざまな情報を感知してくれます。さらに、人間の五感にはない機能も考えだされています。感知された情報は、インターネットを介することで、さまざまな可能性も広がってきています。今回は私たちの生活を、より安全に、より快適にしてくれるセンサーについて調べてみましょう。
2.ワークシートのポイント
(1)目・耳・鼻・舌・皮膚のセンサー機能
目、耳、鼻、舌の役割から考えるとすぐにわかりますね。皮膚が感じ取ることのできる触覚(しょっかく)は、からだ全体におよびます。しかも、ただ触れる、触れないだけではありません。私たちは皮膚からどのような情報を感じ取っているのでしょう。目をつぶって試してみましょう。
(2)「人感センサー」について
自動ドアなどは、人間が発する波長の赤外線を感知するセンサーによって作動するようになっています。このように人間が近づいたり離れたりすることで、スイッチがオン・オフとなるしくみについて、これまでの経験からどのような所に用いられているか考えてみましょう。
(3)センサーの種類と使われ方
赤外線によって人間を感知するセンサーは、「光センサー」に分類できます。この他に「温度センサー」「ガスセンサー」「圧力センサー」などさまざまなセンサーが開発されています。具体的にはどのようなものに用いられているでしょう。自動車やほとんどの家庭電化製品は、これらのセンサーを組み合わせて作られていると言っても過言ではないでしょう。
(参考)
『図解でわかるセンサーのはなし』谷腰欣司(日本実業出版社)
『センサーのしくみ:新時代のメカトロニクスを拓く:基礎知識の習得から回路設計の実務まで』谷腰欣司(電波新聞社)
(4)「センサーネット」について
健康や医療、そして防犯やセキュリティなどの分野では、さまざまな種類のセンサーから得られた情報を、インターネットを介して活用する「センサーネット」ビジネスが展開されています。どのようなセンサーが使われ、どのようなサービスが受けられるのでしょう。下記のどちらか興味を持ったものについて調べてみましょう。
みまもりネット(松下電工インフォメーションシステムズ株式会社)
http://www.mewloc.jp/mimamori/
ホームセキュリティ(東京ガス)
http://home.tokyo-gas.co.jp/security/
3.発展学習として
「センサーネット」ビジネスが有望視されています。あなたがセンサーとインターネットを結びつけて、「起業」(新しく事業をおこす)すると仮定します。より安全で快適な生活の実現へ向けて、どのようなアイデアが浮かびますか。
(藤沢市立大庭中学校・有馬 進一)