1 学習のポイント
比較的温暖多湿な気候である日本において、湿度は生活をしていく上で、とても重要な問題です。世界に誇る日本の木造建築も、この温暖湿潤な気候にどう対応するかという工夫がいたるところに施されています。また、夏の服装にしても、もともと洋服が一般化す前は、は暑くて湿度が高い日本の気候に合わせたものでした。湿度の高い日本での、先人の生活の知恵を調べてみるのも、環境問題とも関連して大切なことだと思います。
2 ワークシートの活用法
(1)どのくらいのスピードで水が吸収されるのか調べてみましょう。
除湿剤は、気がついたら、もうたくさん水がたまっていた、ということが多いと思います。水がいっぱいになるまで、どのくらい時間がかかるか調べてみましょう。季節によって比較してみるとおもしろい結果が出ると思います。
また、実験として、押入れの中・風通しの良い廊下・トイレ・台所・居間など、条件を変えて調べてみるのおもしろいでしょう。
(2)除湿財が使われているところを調べよう。
押入れ以外にも、除湿剤が使われているところはあるでしょうか。また、どのような除湿剤が利用されているか調べてみましょう。
参考になるホームページ(京都府)
http://www.pref.kyoto.jp/shohise/soudan/anzen/k02_04.html
(3)除湿機について調べてみよう。
最近は、湿気を取る方法として、除湿機も利用されています。除湿機のしくみを調べてみましょう。
参考になるホームページ(日本冷凍空調工業会)
http://www.jraia.or.jp/product/home_dehu/index.html
(4)不快指数を調べてみよう。
温度と湿度を計算して、不快度を表したものに不快指数というものがあります。温度と湿度とを調べて、不快指数を出してみましょう。
参考になるホームページ
http://www.ktc.ac.jp/club/tenki/di.htm(近畿大学工業高等専門学校)
http://www2.neweb.ne.jp/wd/nobuaki/New_Homepage/meteocalcurate0307.htm(川崎 宣昭さんのページ)
3 発展学習として
日本の夏は高温多湿のため、最近は、環境問題等からクールビズが提唱されていますが、家のつくりや服装が洋式になってしまったことから、発生している問題だと思います。
日本人は、昔から高温多湿の気候に合わせた生活の仕方というものを、工夫してきています。たとえば、吉田兼好は『徒然草』の中で、「家のつくりようは夏をむねとすべし」と述べ、風通しを良くすることが大切だと説いています。また、暑い夏をさわやかに、涼しく過ごしたいと観点から、すだれ・打ち水・うちわ・風鈴なども考え出されています。服装にしても、えりもとを開けるなど、いろいろと工夫されています。
実際に、どのような工夫が考え出されてきているのか、調べてみましょう。
(長野市教育委員会・小山 茂喜)