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NIE「ののちゃんのDO科学」

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ブラックホールって何?

兵庫県・水橋知邑(ちさと)さん(16)からの質問

1.「ブラックホール」という名前から、私は「宇宙空間の何もないところにぽっかりと空いた穴」と長い間誤解していました。

 その反対であることを知った時、本当にびっくりしました。当初は「コラプサー」(崩壊しつつある星)とか「フローズンスター」(凍結した星)と呼ばれていたそうです。確かに「ブラックホール」というのは印象的な名前ですが、どのような経緯でこの名前がついたのでしょうか。今回は「ブラックホール」から宇宙についてDO科学しましょう。

2.ワークシートのポイント

(1)「ブラックホール」とは?

 「重力があまりにも強いために、光も含めてどんなものもそこから脱出することのできない、時空のある領域」とブラックホールについて『ホーキング、宇宙を語る ビッグバンからブラックホールまで』(スティーヴン・W・ホーキング 林一訳 早川書房)では定義されています。2008年2月に出版され話題になっている『宇宙への秘密の鍵』(ルーシー&スティーヴン・ホーキング さくまゆみこ訳 岩崎書店)ではわかりやすく「ブラックホール」について解き明かしてくれ、宇宙を冒険することができます。

 「ブラックホール」の名をつけたのは、ホイーラーでしたが、概念から現実に引き込んだ観測の歴史も興味深いものです。調べてみましょう。

(2)天の川には巨大なブラックホールが

 七夕伝説の天の川ですが、実は巨大なブラックホールが観測されています。『天の川の真実 超巨大ブラックホールの巣窟を暴く』(奥田治之 祖父江義明 小山勝二 誠文堂新光社)がわかりやすく、天の川を物語っています。

 ブラックホールについては『ブラックホールを見る!』(嶺重 慎 岩波書店)や『ブラックホール天文学入門』(嶺重 慎 裳華房)など、たくさんの関連した本が出ているので読んでみましょう。

(3)「ビッグバン」とは?

 「ビッグバンの証拠」をみつけたのは、2006年度ノーベル物理学賞を受賞したジョージ・スムート博士です。1992年COBE衛星による宇宙背景放射の観測でノーベル賞を受けました。この観測によりビッグバンの重要な証拠をみつけました。『Newton』2008年7月号では、宇宙論・宇宙の果てはどこにある? どのように誕生した? とともにジョージ・スムート博士のインタビュー記事が出ています。

(4)宇宙観測最前線

 2008年4月、大阪教育大学などの国際研究チームは、太陽質量の180億倍の超巨大ブラックホールを発見しました。(『Newton別冊』ブラックホール ホワイトホール2008年6月 監修 福江 純)

 米航空宇宙局は5月31日、氷らしき「物体」が写った火星表面の画像を発表しました。星出彰彦飛行士らを乗せたシャトルも発射成功というニュースが入ってきました。宇宙に関する記事を収集してみましょう。夜空のむこうに思いをはせてみるのも楽しいですね。

http://www.isas.jaxa.jp/

http://www.nasa.gov/home/

などで調べてみましょう。

発展学習として

 『なぞのブラックホール』(福江 純・文 北原菜里子・絵 岩波書店)では、ブラックホールについて智くんと星子ちゃんの質問に答える形で、ブラックホールやアインシュタインについて説明してくれています。調べてわかったことをQ&Aの形に再構成してみましょう。新たな問いが生まれ、宇宙のように無限に広がっていきますね。

(大阪市立昭和中学校・植田 恭子)

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