現在位置:asahi.com>教育>小中学校>頭がよくなる!?> 記事 草履 集中力も増す履き心地2007年05月30日 朝までの雨がうそのように晴れ上がった4月のある日。白浜保育園(兵庫県姫路市)の子どもたちは、近くの公園の芝生を駆け回った。足元にはおそろいの草履。
「みんな走る姿勢がいいでしょ」 ニコニコ顔でそう語るのは、兵庫教育大名誉教授(幼児健康学)の原田碩三さん(70)。子どもたちが履いている草履「ケンコーミサトっ子」のアドバイザー的存在でもある。 「ミサトっ子」は履物が地場産業の奈良県三郷(さんごう)町で作られている。表は天然のイグサで履き心地がよく、裏はゴムで滑りにくい。鼻緒の先端部分の位置をさらに前側にして、足の親指と人さし指でぎゅっと挟みやすくするなど工夫を凝らしている。 原田さんによると、草履を履くと土踏まずができたり、血液の循環が促されたりするだけでなく、姿勢がよくなることで集中力や判断力も高まるという。脳に刺激を送る緊張筋という筋肉が使われ、脳が活性化するからだ。 25年ほど前にミサトっ子が商品化された当初は、売れ行きはよくなかった。「原田先生が全国各地を講演して回って、じわじわと評判を呼んだ」とミサト履物協同組合理事長の南浦由嗣さん(70)。最近は保育園・幼稚園や小学校などから注文が相次ぎ、年間約20万足が売れているという。 白浜保育園も20年以上前から子どもたちに草履を勧めてきた。運動会のかけっこも草履だ。「成果はすぐにはわからないけれど、何よりも子どもたちが気持ちよさそうなんです」。三浦悦子園長はこう話す。 ◇外反母趾の予防なども 草履は子どもだけでなく大人にもおすすめ。外反母趾(ぼし)を予防し、肩こりや腰痛をやわらげる効果も期待できるという。「ミサトっ子」のサイズは15〜28センチで、少しかかとが出るくらいの小さめの方が履きやすい。 履き始めは1日1時間ずつ時間を延ばし、少しずつ慣らすとよいそうだ。左右を入れ替えて履けば片方だけがすり減ることも防げる。価格や販売先などの問い合わせはミサト履物協同組合(0745・73・7822)へ。 頭がよくなる!? バックナンバー
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