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頭がよくなる!?

将棋 考える習慣も礼儀も

2007年09月19日

 パチン、パチン。将棋盤に駒をさす音が響く。対局しているのは子どもたちだ。

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子供将棋スクールでは本田小百合女流二段(中央)らが指導する=東京都渋谷区千駄ケ谷の東京将棋会館で、小暮誠氏撮影

 日本将棋連盟の東京将棋会館が開く「子供将棋スクール」。幼児から高校生までの380人が、コースに分かれて月2回通う。講師を務めるのはプロ棋士や女流棋士だ。

 本田小百合女流二段はスクールの卒業生。「考える習慣がつきます。いく通りかの中から一手を選ぶので、決断力も試される」。スクールに通い始めた当初は落ち着きがない子どもも、徐々に集中力がついてくるとか。近藤正和六段も「判断力と決断力が必要。自分のさしたい手がぱっと浮かんでも、その次に相手がどんな手で来るかも考えないといけない」。

 理化学研究所と富士通、日本将棋連盟は共同で、将棋をさす際の脳の働きを調べる実験を始めた。「ぱっ」とひらめく人間の直感を解明しようと、プロ棋士が瞬時に最善の手を判断する思考の仕組みを探る。長期にわたって高度な訓練を重ねたプロ棋士の脳には何かがある、との仮説に基づく。

 進学塾「栄光ゼミナール」も将棋に注目。日本将棋連盟に、上級の子ども向けスクールのために教室を提供する。「くもん出版」は、小学校入学前の子どもも将棋を始められるよう、それぞれの駒に動かせる範囲を矢印で示した知育玩具の将棋を販売している。

 知育だけではない。「お願いします」で始まり、終わると負けた側は「負けました」。子供将棋スクールもあいさつを教える。近藤六段は「負けを認め、きちんと言う。将棋の素晴らしい所です」。

●街なかの道場なら気軽に

 日本将棋連盟は東京将棋会館でのスクールのほか、関西将棋会館(大阪市)でも子ども向けの教室を開催。問い合わせは東京将棋会館道場(03・3408・6167)と関西将棋会館道場(06・6451・0220)へ。将棋を気軽に楽しむには、街なかの将棋道場に出かける手もある。

 くもん出版の知育玩具「NEWスタディ将棋」(税込み2730円)は、玩具店などで購入できる。

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