百科事典の使い方を学ぶ子どもたち=東京都足立区立上沼田小で、東川哲也撮影
東京都足立区立上沼田小学校の図書館。ポプラ社の飯田建さんが3年生に渡した紙には「新幹線(しんかんせん)」「北京(ペキン)」など10の言葉が並ぶ。それぞれ横に「巻」と「ページ」を書く欄が。
子どもたちは手分けして、百科事典「ポプラディア」全13巻のうち、何巻の何ページに言葉が載っているか調べた。50音順になっていることに気づくと、次々と見つけていった。
飯田さんの出前授業の狙いは「調べ方を教える」ことだ。上沼田小の大口恵司教諭は「調べ方がわかれば、自ら調べ学習ができるようになります」。
ポプラディアの出版は02年3月。4月に「総合的な学習の時間」が本格導入されたのに合わせ、調べ学習に役立つようにと作った。
50音順に並ぶ子ども用百科事典は、それ以前も他の出版社からいくつか発行されたものの絶版になっていた。「売れない」という空気が業界にあったが、総合学習で再び脚光を浴びた。
学習研究社も02年3月に「ニューワイド学習百科事典」全8巻を発行。「小、中学生向けのやさしい内容。学校図書館に置いてもらえるような百科事典にしました」と志村隆さん。小学館も「きっずジャポニカ」を06年7月に発行。小学生向けで、家庭で利用してもらえるよう1冊にまとめた。板倉俊(たかし)さんは「いつでも開けるよう、ぜひ居間に置いて親子で見てほしいですね」。
50音順なので調べたい項目を探しやすい。文章での説明だけでなく、絵や写真、図も豊富にあり、言葉の説明にとどまらずに学べる。重要なテーマには特集も組まれている。
●ネットサービス・CDロムも
○ポプラディアは全13巻、2万4000項目。10万1640円。
(http://www.poplardia.com/)
○ニューワイド学習百科事典は全8巻、1万8000項目。5万400円。
(http://shop.gakken.co.jp/shop/)
○きっずジャポニカは全1巻、1万800項目。6510円。
(http://www.shogakukan.co.jp/kidsj/)。金額はいずれも税込み。
ネットサービスやCDロムもある。詳しくは各ホームページへ。