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ブーメラン 科学の裏付けある遊び

2008年5月14日

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 マンションの6畳の部屋の中。日本ブーメラン協会代表理事の先光吉伸さんが投げたブーメランが次々と、まるで手品のように戻ってくる。

 ブーメランはなぜ戻るのか。ブーメランの翼をよく見ると、表側が丸みを帯びている。だから前方に回転しながら進むと表側と裏側で空気が流れる速度が異なって裏側から表側へ押す力(揚力)が生まれる。それによって進む方向が変わり、左回りに回って戻ってくるというわけだ。

 作り方は意外と簡単だ。材料は牛乳パックや段ボールなどの厚紙。大きさが同じくらいの翼3枚がほぼ均等に広がるように切り抜いてもいいし、長さ13センチ、幅3.5センチくらいの翼3枚をホチキスでとめてもいい。「厳密でなくてだいたいで構わない。回転の中心がずれるだけでちゃんと戻ってきますから」と先光さん。あとはうまく戻るよう翼を丸めて調整していく。翼にお気に入りの絵を描けばさらに楽しい。

 投げるときは水平ではなく立てて持つ。顔の前で右利きの人は翼の表側が見えるように親指と人さし指で軽くつまみ、手首を使ってよく回転するように投げる。屋内では方向は自由だが、風がある屋外では右利きの人の場合は風に向かって時計の2時(右60度)の方向に投げるといい。戻ってくるときは水平になっているので両手ではさむようにキャッチする。

 先光さんが小中高校生に作り方を教えていると、「なぜ戻ってくるの」という質問が飛んでくる。「投げたものが戻ってくるというのは不思議だが、ちゃんと科学的な裏付けがある。遊びながら科学に興味を持つきっかけになる」と期待している。

 (杉本潔)

 ●翼の数や材料、様々

 作り方・投げ方のコツやイベント情報などは日本ブーメラン協会のホームページ(http://www.jba―hp.jp/)参照。もともとは狩猟道具だったブーメランも最近はスポーツになっていて、滞空時間や素早さ、正確さなどを競う。材料は紙やプラスチック、木など、翼も2枚から5枚くらいまで様々なタイプがある。宇宙飛行士の土井隆雄さんが今年3月、無重力状態の国際宇宙ステーションの船内でブーメランを投げたが、ちゃんと元に戻ってきた。

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